今日の試合速報

開幕招待
開幕招待

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J2:第9節 岐阜 vs 水戸】水戸側プレビュー:03年以来の開幕3連勝を目指す水戸。岐阜の壁、アウェイの壁を打ち破って、新たな希望をつかみたい。(11.04.30)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
4月30日(土)J2 第9節 岐阜 vs 水戸(16:00KICK OFF/長良川チケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
スカパー!生中継 Ch183 後03:50〜
totoリーグ中断期間を振り返るJ2編
----------
岐阜側プレビューはこちら

劇的な勝利であった。1対1の同点で迎えた終了間際、ペナルティエリア外から常盤聡が左足を振り抜くと、地を這うような弾道でボールはゴール左隅に突き刺さり、Ksスタに歓喜を呼び込むこととなった。前節徳島戦は見ている者の胸を高ぶらせる最高の勝利だったと言えるだろう。

しかし、選手たちの中に慢心はない。すでに気持ちを切り替えている。「結果的に逆転できたけど、前半はうまくいかない時間が多かった。勝てたことは自信にしてもいいけど、今後のことを考えたらもっと自分たちの時間帯を作らないといけない」と、決勝ゴールをたたき出した前節のヒーロー常盤は厳しい口調で語った。柱谷哲二監督も「徳島戦の内容は最悪だった」と言っており、試合内容を見ると、決して手放しで喜べるものではなかった。前半から水戸らしいアグレッシブなサッカーを見せることができるか。今節のポイントはそこにある。

ただ、それは同時に「自分たちのサッカーができれば勝てる」という裏返しでもある。前節の後半は機動力とポゼッションを組み合わせたスピーディーなボール回しでゴールに迫る攻撃サッカーで徳島ゴールを襲った。それはシーズン前から常に水戸がトライしてきた形。積み上げてきたものが着実にピッチで表現できるようになっている。それを最初から出すことが次へのステップなのである。

今、水戸がノッていることは間違いない。前節は被災地での初の公式戦ということで、多くの注目を集めた中で劇的な勝利をおさめた。その結果、ニュースや新聞で大きく取り上げられることとなった。クラブ史上最多の露出となり、クラブ周辺は盛り上がりを見せている。その勢いのまま岐阜に乗り込み、03年以来の開幕3連勝を狙いたい。

しかし、この試合で新生水戸は2つほど乗り越えないといけない壁がある。一つは「岐阜」の壁だ。08年に岐阜がJ2昇格に昇格してきてからの対戦成績は1勝2分5敗。水戸にとって緑のユニフォームを見るのが嫌なくらい相性が悪いのである。そして、もう一つは「アウェイ」の壁である。昨季の成績を見ると、ホームでは6勝7分5敗と勝ち越しているが、アウェイで2勝7分9敗と大きく負け越した。この“内弁慶”ぶりが下位に低迷した大きな原因となっただけに、今季初のアウェイ戦の今節で悪しき流れを断ち切りたいところ。ただ、「僕は昨年のことは気にしていない。関係ないでしょう」と柱谷監督はまったく気にしていない様子。しっかり勝点を取って、水戸に戻ってきてくれることに期待したい。

「大切なことは続けること」。小池純輝はそう言い切る。開幕戦、そしてリーグ再開試合で勝利をおさめたが、続けることが本当の力となる。確かに今、水戸は盛り上がっている。しかし、まだ何も手にしていないということを忘れてはいけない。03年以来の開幕3連勝を手にし、そして水戸の前にそびえ立つ2つの大きな壁を打ち破った時、水戸はまた一歩踏み出すこととなる。その一歩一歩が被災地・茨城の希望となるはず。

岐阜は先日わざわざクラブスタッフの方が水戸に足を運んで支援物資を運んでくれただけに、水戸はスタッフもサポーターもこの日が来るのを楽しみにしていた。「本当にありがたいですよね。感謝しています。現地でみなさんにお礼を言いたい」と柱谷監督は言うが、それがクラブに携わるすべての人の思いである。ただ、感謝の気持ちを示すことは、素晴らしいサッカーをすることに他ならない。震災から水戸はしっかり立ち直って、こうしてサッカーができる。その喜びをピッチの上で表現すること。それが言葉以上の意味を持つことは言うまでもない。「勝利」という最高の恩返しをしてきてもらいたい。

以上

2011.04.29 Reported by 佐藤拓也
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着