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【J2:第11節 鳥栖 vs 大分】大分側プレビュー:バトル オブ 九州で初勝利を目指す大分。田坂“監督兼脚本家”の演出に注目。(11.05.08)

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5月8日(日)J2 第11節 鳥栖 vs 大分(13:00KICK OFF/ベアスタチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
スカパー!生中継 Ch181 後00:50〜
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リーグ再開後未勝利のまま3試合を終えた大分は、今季初の「バトル オブ 九州」を迎える。昨季0勝6分2敗と1勝もできないだけでなく、「九州の盟主」の座を福岡に奪われ、腸の煮えくり返る思いをした。今季こそスカッと1勝を、大きくは九州制覇をなし得たいところだ。

とは言え、今節の対戦相手は中断明け2勝1分の好調・鳥栖と手ごわい。前哨戦となった中断期間中のトレーニングマッチでは1−2で敗れている。「その試合のときよりかなり自信を持って戦っている」というのが田坂和昭監督の評だ。さらに「前の6枚がダイナミックに動き、アグレッシブで切り返しも早く、球際も強い。献身的な選手が多く、自分の役割を理解している」と厳しい戦いが強いられると明かした。

ただ、「上のチームを叩かないと上には上がれない」とも。前節の徳島戦では、途中出場の前田俊介をSHの位置でゲームメーカーとして起用。終了間際に同点劇を披露した演出家である。「シュン(前田)のSHでの起用は徳島対策として開幕前から考えていた。敢えてトレーニングマッチでも(手の内を明かさず)試さなかった」とずい分と前から脚本を練っていたことが判明。「鳥栖プラン? もちろん」と詳細は語らなかったが、不敵な笑みを浮かべたあたり“とびっきりの脚本”を用意していると推測している。

金曜日のリハーサル(練習)は連戦による疲労回復を重点に置いたため軽めの調整となったが、鳥栖戦に向けての攻撃の展開やセカンドボールに対する意識づけを落とし込んでいた。メンバーは組まなかったが、攻撃陣と守備陣に分かれての練習では3バックと2ボランチは前節同様の構成で試していたことから、“鳥栖対策”は前線の4枚にヒントがあるのか!? 
登録人数25人(うち、けが人3人)という事情もあるが「メンバーを固定しない」のが田坂流。直近の3試合を振り返るとメンバーは絶えず変わっているし、途中出場の選手が結果を出している。ベンチメンバーを含め、どんなキャスティングで、どんな脚本を用意しているのか。予告編がないだけに当日が楽しみだ。

今節の舞台だが、大分銀行ドームから最も近い交通の便の良いベストアメニティスタジアムである。車で行くも良し、JRで行くも良し。ゴールデンウィーク最終日とあって大分から大応援団が向かうはず。今季加入の阪田章裕は「バトル オブ 九州の大分サポーターは凄いんでしょ? アウェイなのにホームのように戦えると聞いています」と楽しみにしている。是非ともゴール裏を青に染めてほしい。

以上

2011.05.07 Reported by 柚野真也
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