今日の試合速報

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J1:第10節 磐田 vs 山形】レポート:早い時間帯の先制点で主導権を握った磐田が今季ホーム初勝利!(11.05.08)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
5月7日(土) 2011 J1リーグ戦 第10節
磐田 4 - 0 山形 (14:03/ヤマハ/8,960人)
得点者:2' 前田遼一(磐田)、13' 山崎亮平(磐田)、45' 前田遼一(磐田)、60' 山田大記(磐田)
スカパー!再放送 Ch184 5/8(日)深02:00〜
totoリーグ
----------
結果的に大差のゲームとなったが、“組織”という点では両者にスコアほどの差はなかっただろう。違いは得点シーンにおける“個”の局面に現れた。

この試合、“個”で打開したのはホーム・磐田。序盤に複数のゴールが生まれたが、前線のアタッカー陣の能力が如何なく発揮された。
前半2分、左サイドから前田遼一が切れ込みゴールライン際を突破。角度のないところからシュートを放つと、一度は相手にかき出されたものの、そのこぼれ球を自ら押し込み磐田が先制。鮮やかなドリブル突破からの一撃にスタジアムはこの日一番の歓声に包まれた。エースに待望の今季初ゴールが生まれたことでホームチームは一気ペースを掴む。前半13分、左サイドから今度は山田大記が抜け出し、PKを獲得。キッカーの前田遼一が蹴ったボールは植草裕樹に足で止められたものの、そのリバウンドを山崎亮平が押し込み、磐田が追加点。山崎のリーグ初得点でリードを2点に広げた。さらに前半終了間際には駒野友一のCKを前田遼一がヘディングで押し込み、この日2点目。リードを3点とし、ゲームをほぼ決定づけた。後半15分には山田大記に嬉しいプロ初ゴールも飛び出し、終わってみれば4-0という大勝。今季ホーム初勝利は実に派手なゲームとなった。早い時間帯に先制できたことで余裕を持って試合を進めた磐田。この日ばかりは、限りなく“パーフェクト”に近い90分だったと言っていいだろう。

一方、山形は今季チームワースト失点となる4失点で完敗。早い時間帯の失点に小林伸二監督は頭を抱える。「(失点)0のゲームをすることで、ジュビロさんの攻撃の形が見えてくると思っていた」と、語るが、相手の出方を探る前の段階での失点はあまりに大きな誤算だった。また、“個”の観点から見ると失点シーンはもちろんのこと、攻撃時にもアタッキングサードまでボールを運びながら、最後の局面における1対1で競り勝つことができず、結果的に相手のゴールを揺らすことはできなかった。山形に付け入る隙があったとすればセットプレー。前半、秋葉勝のCKが数本際どいコースを突いたが、ゴールにつながっていればまた違ったゲーム展開となっていただろう。 

「選手達は90分間集中を切らさずにプレーしてくれた。次もこういうゲームが続けられるようにやっていきたい」(柳下正明監督)。次節は波に乗る仙台との対戦となるが、十ニ分に期待できる。試合を重ねるごとに質を上げつつあるサックスブルーの現在地が見える一戦となるだろう。

以上

2011.05.08 Reported by 南間健治
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着