2位・湘南との上位決戦(第16節)を制した栃木は、湘南と入れ替わり2位に浮上しました。2−0の勝利、3試合連続完封に大きく貢献したのは、湘南戦のために右サイドバックで起用された宇佐美宏和選手。湘南のストロングポイントである左サイドからの攻撃を許さず、後半4−4−2から3−4−3にシステムチェンジした相手にも柔軟に対応し、「宇佐美の仕事ぶりに関してはほぼパーフェクトだった」と、松田浩監督も大絶賛のパフォーマンスを披露してくれました。
「高めるところは高めないといけないですけど、今はサッカーが楽しいですね。テンションは上がってましたけど、冷静に、クレバーにできたと思います」
湘南戦をそう振り返る宇佐美選手はサッカー専門誌でもベスト11に選出され、「両親から連絡がありました」と満面の笑み。これまで6試合に出場しましたが右のワイドMFにセンターバックと、本職の右サイドバックでは出場が叶わなかっただけに、本来のポジションで結果を残せたことで、またひとつ自信を深められたようです。
さて、宇佐美選手といえば関西大学出身。つい先日、関西大の後輩である磐田のFW金園英学選手が芸能事務所にスカウトされたことがスポーツ紙で報じられました。その話題を宇佐美選手に振ると、「あいつは昔からおもしろいやつでしたからね。サッカーでは頼りになるFWですし、めっちゃいい選手ですよ。あっ、僕もスカウトされたことありますよ!東京のアバクロ(アメリカのカジュアルファッションブランドAbercrombie & Fitchの略称)で。『店員にならないか』って(笑)。僕が爽やかだったんですかね? 絶対に体格だけで判断されたんでしょうけどね」。関西大時代には“フィジカルモンスター”と恐れられていた宇佐美選手はチーム内でも随一の肉体の持ち主だけに、もともとは男性が主に愛用したアバクロでスカウトされるのもうなずけます。
DFラインならばどこでもこなし、攻撃力を活かして中盤でも起用可能な、マルチな選手に成長しつつある宇佐美選手。ハイパフォーマンスを披露し続けることで、他クラブにスカウトされなければいいのですが。
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2011.06.16 Reported by 大塚秀毅















