すでにフォトニュースで紹介されたが、千葉のクラブ創立20周年記念日(6月11日)の翌日に行なわれたJ2リーグ戦第16節千葉−岐阜は、『JEF UNITED 20th Anniversary マッチ』として試合前に多くのイベントが開催された。エキシビションマッチのレフェリーは、Jリーグオープニングゲームの主審の小幡真一郎氏、副審の菊地秀夫氏と塩屋園文一氏が当時と同じ役割を務められ、ゲスト審判員の廣嶋禎数氏が第4の審判員を務められた。
Jリーグオープニングゲーム当時の筆者は、某サッカー雑誌を編集制作していた編集プロダクションの社員となって92年7月にサッカー取材の仕事をスタートし、Jリーグオープニングゲームは編集部に入ったチケットのおかげで無料観戦できた。その時のチケットが手元にあるが、座席は8,000円(!)のV−SA席で、シートナンバーは21ゲートの後段G列47番。バックスタンドのセンターに近いほうで、キックオフ前のセレモニーで各クラブのビッグサイズのフラッグをスタンドの上段から下段へと観客の手で送っていったのだが、自分が送ったのは横浜Fのフラッグだったのを覚えている。その前年にはJリーグのオープン戦(現在のプレシーズンマッチ)やヤマザキナビスコカップが開催されてプロサッカー熱が感じられ始めたが、あのオープニングゲームの熱気に満ちた満員のスタンドの様子は、試合開始直前に行っても空席のほうが多いスタンドの好きなところに座って日本サッカーリーグの試合を観戦していた筆者には夢のようなまぶしい光景だった。
話がだいぶ横道にそれてしまったが、Jリーグ以前には日本サッカーリーグで、そして関東大学サッカーリーグ戦などでもレフェリーとして活躍された塩屋園氏は、Jリーグのレフェリーを引退されたあと、千葉(市原時代を含む)のクラブスタッフとしての仕事をされながら、千葉の練習試合でよく主審を務められている。普段、筆者が仕事でご一緒することはほとんどないが、みんなから「エンヤさん」とニックネームで呼ばれる塩屋園氏は、お会いするとペコペコっといった感じで頭を下げて挨拶され、お話しされる時は穏やかな口調で腰が低い方だ。だが、主審を務められる時は毅然とした態度で、悪質なファウルは厳しく注意。注意された選手が反省した様子もなく反抗的な態度をとると、塩屋園氏がカッとされてしまい、千葉の林丈統選手が塩屋園氏をなだめる姿を見たことがある。千葉がホームゲーム扱いの練習試合ではちょっとだけ千葉寄りにジャッジされることがあるのもご愛嬌といった感じで、練習試合の取材ではそのジャッジを見るのも楽しみの一つだ。
どのチームも選手、そしてチームの強化には練習試合が必要不可欠で、そのレフェリーを外部の方にお願いすることもある。だが、クラブスタッフが主審を務められるのだったら都合がつけやすく、チームは助かる。レフェリーとしてチームを支えることもできるのだ。レフェリーは心身両面で非情に疲れる仕事と思われるが、塩屋園氏には怪我をされないようにお体を十分大切にされながら、できる限り長く頑張っていただければと願う。
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2011.06.17 Reported by 赤沼圭子
J’s GOALニュース
一覧へ【J2日記】千葉:レフェリーとしてチームを支える(11.06.17)
千葉vs岐阜の試合前に行なわれたエキシビションマッチのレフェリー。左から、第4の審判員を務めたゲスト審判員の廣嶋禎数氏、Jリーグオープニングと同じ主審の小幡真一郎氏、副審の菊地秀夫氏、塩屋園文一氏















