6月26日(日) 2011 J1リーグ戦 第18節
清水 1 - 0 仙台 (18:34/アウスタ/13,081人)
得点者:81' アレックス(清水)
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●アフシンゴトビ監督(清水):
「まず最初に、仙台のチーム、仙台や仙台の人々について話したいと思います。私も、私たちの選手やファン・サポーター、そして日本中の人たちが、仙台が本当のチャンピオンだと思っています。試合の結果がどうであろうと、彼らが今年何位で終わろうと、彼らが真のチャンピオンだと私は思います。彼らの勇気、団結、そして闘争心が、すべての人々を勇気づけていると思います。
そして今日の試合に関しては、われわれのチームを本当に誇りに思いたいと思います。なぜなら仙台は非常に倒すのが難しいチームでした。ファイティングスピリットも守備のオーガナイズも非常にしっかりしていました。試合開始から最後の笛が鳴るまで、戦ってくるチームでした。またカウンターやセットプレーが非常に危険でした。
そのため、まずわれわれがやろうとしたことは、前半はチームのバランスをしっかりと保つということでした。とくに村松と山本真を入れたことによって、中盤でのセカンドボールやこぼれ球をしっかりと取れるようにしました。だから、前半はそれほどスペクタクルなゲームではなかったかもしれません。
そこから後半になって試合が少しオープンになって、両チームともにチャンスがあって、ファンにとっては非常にエキサイティングな試合になったと思います。その中で、交代選手をしっかり準備して、後半で勝てるようにと考えていました。高木がまずチーム内にスピードやサイドでの動きをもたらしました。そして、小林と永井を入れて、試合に勝つことができました。最後は、相手があのようにプレッシャーをかけてくることがわかっていましたが、われわれがしっかりと守れていましたし、碓井が良いプレーをしてくれたと思います。
エスパルスにとっては、歴史的な勝利だと思います。私はこの勝利に対して満足しています。次にアウェイで仙台と戦う時は、何かチャリティー的なことができればいいと思っています」
Q:仙台の特徴として堅い守りとカウンターを挙げてましたが、前節の仙台は、甲府に対してショートパスをつないで崩していくという戦い方が見られました。その戦いぶりを見て、今回意識したところはありましたか?
「仙台にコンビネーションプレーをやらせないために、村松、山本真、小野、大前、アレックスで中盤のブロックを5枚にしました。そうすることによって、相手がロングボールを入れざるをえない状況を作りました。そのほうがわれわれがやりやすくなると考えました。また、彼らは本当にパワフルであり、最後まで戦い抜ける素晴らしいチームだという印象を受けました」
Q:マイボールになってからのビルドアップに関しては、うまくいっていない時間帯もあったように見えましたが、ビルドアップに関してはどう評価していますか?
「まず前半は、われわれがコンビネーションプレーすることはできていなかったと思いますが、後半は改善できていたと思います。ビルドアップに時間をかけてしまうと、仙台が人数をかけて後ろに戻ってしまうことができます。われわれが作れていたチャンスというのは、相手のスペースを早く突けた時だと思います。ただ、ゴールシーンはワールドクラスのものだったと思います。素晴らしいボールが入り、素晴らしいタッチでした」
Q:お互いに非常に集中していて、どっちに転んでもおかしくないゲームだったと思いますが、勝敗を分けたポイントは?
「それは最後の30分間だと思います。そこでは、われわれはスペースを作れていたし、チャンスも作れていました。そして自信を持ってプレーして勝つことができたと思います」
Q:前半、相手にロングボールを蹴らせて、清水のペースで試合を運ぶというのは、初めから考えていたことですか?
「前節の川崎F戦では、試合への入り方やメンタリティーが正しくありませんでした。そして最初の15分以内で2失点してしまいましたが、その点に関しては、この試合では改善できていました。仙台はロングボールを入れてきて、セカンドボールを拾ったときに非常に危険です。それが彼らのチャンスの作り方のひとつであり、日本の中でも有数のカウンターのうまいチームだと思います。またセットプレーの面でも彼らは非常に危険です。そのため、この試合に入るにあたって、この3つのポイントをしっかりと抑えなければいけないと考えました。そこで、村松と山本真の2人が、その3つのうちの2つをしっかり抑えてくれていました。彼らはセカンドボールを取れますし、正しいポジションをとるためにハードワークできます。そしてボールの後ろにしっかりと残ることができる選手なので、相手にカウンターをさせる回数を少なくできたと思います」
以上
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