6月29日（水） 2011 J2リーグ戦 第2節
鳥取 1 - 1 岐阜　（19:03／とりスタ／2,633人）
得点者：51' 佐藤洸一（岐阜）、68' 水本勝成（鳥取）
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●木村孝洋監督（岐阜）：
「連敗中の中、今日は何とか勝点３を取ろうという目標を立ててゲームをしました。前半は、我々の思い通りの守備、攻撃の形が何回か見られたと思います。後半、思惑通りにクロスから点を取り、久しぶりにリードする形になったので、ぜひ勝ちたいゲームだったんですが、セットプレーからやられた。最終的には勝点１しか取れなかったということで、悔しいゲームでした」

Q:連敗は止まったわけだが、これまでの何が違っていたのか？
「我々は連敗している。ポジションを考えたときに、本当に危機感を持って戦わなければいけない。そういう意味ではメンタル面で、これまで以上の準備や、試合に取り組む姿勢を持って、それが変わったと思います。これまでも決して悪かったわけではないのですが、プロ同士の試合で、我々みんなが一つになり、あるいは個人の限界、チームの限界を突き破るような動きを見せないと、勝利はつかめない、ということ。今日は立ち上がりから途中までは、メンタル面がこれまでとは違っていたと感じています。守備でも、相手が１トップということで、中央の守備が比較的安定していた。サイドも、相手は我々より１日、（前の試合との）間隔が短かったこともあって、前半は比較的対応できた。これまでより守備の安定感があったことが、これまでとは違っていたところだと思います」

Q:後半は、最後の方は相手に押し込まれたと思うが、要因は？
「相手が２トップにして、２トップのパワーに対して、ウチの疲れもあって、ミス絡み、足元が不安定になったところでピンチになったと思います。逆に２トップにしてきたからこそ、ウチにも攻撃のチャンスがあったんですが、そこで精度を欠いたパスが多かった。それがこれから暑い時期に入る中での課題と考えています」

Q:橋本、ブルーノ両選手がケガをして、ゲームプランが変わったのではないかと思うが？「２人は足首をケガしました。続行できると見ていたんですが、２人も完全に動きが止まってしまったのと、苦しい中で少しでも早く新しい選手を投入しないとピンチが続くという思いもあって、２人を代えました。代わって入った選手には、相手も疲れているので、できるだけシンプルに、フリーの選手を簡単に使いながら相手陣内でチャンスの芽を作ろうと指示していたのですが、少し難しくプレーした分、チャンスではなく、ピンチがあったのかな、と感じています」

Q:連敗をチームワーストの６で止めたが、次にどうつなげていきたいか？
「我々は長い歴史のあるクラブではないので、本当にこれから、良い、強いクラブにならなければいけないという使命感を持って、私は仕事をしています。その中でもちろん勝利を目指し、毎回挑んでいくという姿勢は、次のホームの京都戦でも貫いていきたいと思います。われわれが必死になってやれば、相手から１点を取ることができるのは証明できましたし、もう少し頑張れば勝点３を取る可能性があった試合ができたということは、サポーターの皆さん、ファンの皆さんの熱い応援が、やはり選手の耳に届いていたと、私は信じています。我々の戦力や状況、環境、いろいろなことを考えると、選手だけで勝利をつかめるとは思っていません。我々スタッフ、ファン、サポーター、みんなの力をプラスに変えて、何とか次は勝点３を目指す、勝ち取る試合をしていきたいと思っています」

以上