スカパー!生中継 Ch185 後06:50〜
☆totoリーグに投票しよう!|COOL5特集
----------
前回の対戦は5月8日(日)、正田スタジアムで行われた第11節。草津・アレックスが先制弾を決めたが、その後、オウンゴールで岡山が追いつき、後半アディショナルタイムのゴールで岡山が勝利を収めた。
現在はともに勝点19で、岡山が14位、草津が15位と並んでいる。草津は6月中旬には5位にまで順位を上げたが、6月12日の東京V戦の勝利以降、勝ち星がない。また7月中旬、攻撃のキープレーヤーだったラフィーニャの移籍が発表された。前節・鳥取戦にはラフィーニャ不在で臨み、0−5の大差で敗れた。副島博志監督は試合後、「システムを変える必要はないが、ボールへのアプローチ、守備の連動など改善が必要」と話している。
岡山・影山雅永監督は、草津について、「やはり中盤の選手が巧い。そこで受け身になってボールを回されてしまうと後手を踏んでしまう」と話す。今回のゲームにあたって、岡山側が思い出しておきたいのは、2010シーズンの第8節。開幕から7戦未勝利だった草津は、PKからの1点を守って開幕8試合目にして初勝利を掴んだ。草津は松下裕樹、熊林親吾、櫻田和樹らが中盤でこぼれ球を拾い、ショートパスでリズムを作り出し、岡山は隙をついてゴールを挙げることは出来なかった。
草津は6戦未勝利という重い荷物を抱えてはいるが、指揮官が話すとおり、ちょっとした意識の変革だけで、この時のような冷静なゲーム展開が出来るチームだ。
そして岡山だが、着実に強いメンタリティーを身につけ、チームとしての第2段階に入った印象だ。前節・北九州戦の前、「北九州は強い、ということを僕らもインプットしたし、前回3-0で勝ったこともほとんど消えていた。当日、スタジアムに入ったところで緊張が大きくなり、アップの時には100%出さないと勝てない、という焦りと緊張と欲望みたいなのが急に上がってきた」と影山監督は話す。
前節は、FWチアゴを怪我で欠き、ボランチ・金民均も左足中指の炎症で後半29分からの出場だった。後ろにストヤノフ、前にチアゴ、金民均がいることで、「ブレがなくなった」と言われる最近の岡山だが、軸の2人を欠いても、ある程度狙いどおりにゲームを進めた。「ボールを持たれることは想定していて、攻められはしたが慌てる感じはなかった」と前節初ゴールを決めたボランチ・竹田忠嗣。
「守備はだいぶ落ち着きが出てきた」(影山監督)が、北九州戦の反省点を踏まえて、今週はリカバーやカバーリングの意識、動きを課題としてトレーニングを行なった。攻撃面では、柏から山崎正登が加入し、シャドーとして初出場の可能性もある。影山監督は、周囲と絡みながら上がるなど、前線のバランサーとしての役割を期待する。山崎も、岡山の前線に課せられる「ハードワークで中から外に追い出すという守備のやり方も理解できたと思います。中間で起点となり、自分でもゴールを決めたい」と話す。
ともに、しっかりとボールを動かし、攻撃を組み立てていくスタイル。前節、「雰囲気を変える1点が取れなかった」と悔やむFW萬代宏樹、独特のリズムと豊富なアイデアを持つ熊林ら、草津は先制点を奪いにくる。
5月の対戦で決勝点を挙げた岡山・小林優希は、「しっかりと守備なり攻撃なり、しないとやられる相手。相手がどうのっていうより、自分たちがいかにちゃんと出来るかに目を向けてやりたいです」と、いつもどおりの力強い口調で話す。
■この試合注目のCOOL BALLER:小林優希(岡山)
以上
2011.07.23 Reported by 尾原千明













