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【J2:第22節 大分 vs 湘南】レポート:ブレイクスルー間近。今季初の3得点で大分が湘南に快勝。(11.07.24)

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7月23日(土) 2011 J2リーグ戦 第22節
大分 3 - 1 湘南 (19:05/大銀ド/7,466人)
得点者:66' 西弘則(大分)、80' 姜成浩(大分)、82' 臼井幸平(湘南)、88' 西弘則(大分)
スカパー!再放送 Ch185 7/25(月)後03:30〜
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「今季3点以上取った試合がないので攻撃的な試合をしたい」と語っていた田坂和昭監督が公約を果たした。この日見せたサッカーは、チーム始動当初から目指していたそれであった。選手全員が攻守にアグレッシブで、最後まで運動量が落ちなかった。最終ラインからポゼッションし、サイドを経由して攻撃を組み立て、ボールホルダーを追い越すシーンも随所に見られた。
「率直に勝点3が取れたことが嬉しい。選手の努力、スタッフの努力でトリニータらしいサッカーができた」(田坂監督)
スコアは3−1。前節まで内容と結果が伴わず4勝6分6敗と苦戦していた大分が、攻守で狙い通りのサッカーを展開し、今季初の3得点を挙げた。

前半は「ボールが動き、ポゼッションしていたが、相手の術中にはまった」と振り返ったように、サイド攻撃を警戒し、中央を固めた湘南の守備に「ボールを回させられた」。ポゼッションで上回るも攻撃は停滞するばかりだった。
そこで後半は、「外から中ではなく、中から外へボールを動かし、テンポを上げていけ」と指示を送り修正。また、チェ ジョンハンのポジションを1つ前に変えた。この采配がズバリ的中し先制点を奪うことになる。66分にチェがサイドから中央にドリブルで切れ込む。シュートはDFにブロックされるが、こぼれ球を西弘則が絶妙なトラップからDFを交わし、ループ気味のシュートでネットを揺らした。
試合後にチェのポジション変更の意図を「ハセ(長谷川博一)が前へ行けなくなり、足下で受けるシーンが多くなったのと、(チェ)ジョンハンのサイドに臼井(幸平)が入り守備の面で危なくなったので、そこに(守備力の高い)刀根(亮輔)を入れた方が良いと思ったから」と話した田坂監督。鋭い洞察力と冷静な判断、適材適所に選手を配置する采配が光った。

3点目も采配的中。途中出場の幸野志有人の仕掛けが後ろからの攻撃参加を促し、土岐田洸平が最終ラインから長い距離を走り、西のゴールをお膳立てした。全員守備からの全員攻撃を見事に形にした攻撃であった。「あの一発(3点目のアシスト)はずっと狙っていた。(幸野)志有人から速いパスが出たので、なるべく相手を引きつけて西に出せた。2点決めてすぐに失点し、嫌な雰囲気になったんで3点目を取れたのは大きい。チームの成長を感じられた」(土岐田)得点となった。

敗れた湘南は、前節の勢いを全く感じることができなかった。途中出場の田原豊から臼井とゴールに直結するタテに走る鋭い攻撃で一矢報いたが、「今までのなかで最も良くなかった試合というのは間違いない。しっかりと繋いでプレーしている大分と足先だけでプレーしている我々の差が出た。誰か穴を掘ってくれたら、すぐに入ります」と反町康治監督は嘆くしかなかった。

■この試合のCOOL BALLER:土岐田洸平(大分)

以上

2011.07.24 Reported by 柚野真也
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