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【ヤマザキナビスコカップ 神戸 vs 横浜FM】プレビュー:3日前のリーグ戦に続けての対戦。神戸は0−0でも2回戦に進出可能だが、「引き分け狙いは考えていない」(11.07.26)

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7月27日(水)ヤマザキナビスコカップ 神戸 vs 横浜FM(19:00KICK OFF/ホームズチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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前回のヤマザキナビスコカップ1回戦第1戦は、神戸が土壇場のホジェリーニョのゴールで1−1のドロー( /jsgoal_archive/game/2011/20110020060620110605.html )。アウェイゴール方式により、第2戦が0−0なら神戸の2回戦進出が決まる。客観的に見て、神戸がやや有利なのは明らかだろう。

ただ、3日前(7月23日)のリーグ戦では横浜FMが兵藤慎剛の芸術的な反転ボレーで神戸に勝利( /jsgoal_archive/game/2011/20110100010320110723.html )。横浜FMのほうが、いいイメージを持ってこの第2戦を迎えることを考えると、神戸にアドバンテージはないかもしれない。しかも、横浜FMは現在リーグ首位と好調。中村俊輔、兵藤、谷口博之、小椋祥平の4人の中盤が高い次元で融合し、攻撃のバリエーションでは神戸を凌駕している。ボールキープ力のある前線の大黒将志と渡邉千真を加えると、非常に分厚い攻撃になる。メンバーだけを見れば、横浜FMが一枚上といった印象だ。

だが、神戸の主将・吉田孝行が「(3日前のリーグ戦では)神戸にもチャンスはあったし、悲観する必要はない」と語るように、歯が立たない相手ではない。「今度はホームでもあるし、(0−0の)引き分け狙いは考えていない」と、あくまで勝利にこだわる。
茂木弘人も「(横浜FMは)勝負強さが違うけれど、めちゃめちゃ強いとも思わなかった。セレッソ戦のようにボールへのプレッシャーを掛け続ければ…」と苦手意識はない。和田昌裕監督も「最後の、決めるところの違いはあるけれど、全体的にそんなに差はない」と、この一戦に向けて自信ものぞかせる。
しかも、和田監督が「痛みやコンディションなどを本人たちと話し合ってから」と前置きしつつも「大久保嘉人、相馬崇人は頭(スタート)から行けるんじゃないかな」と語るように好材料もある。中3日での再戦だが、状況は微妙に違う。

ポイントの一つは、セカンドボールをどちらが制すか。3日前のリーグ戦では、横浜FMがダイヤモンド陣形を敷いた4人のMFが対応していたのに対し、神戸は主にダブルボランチがセカンドボールを拾う形に。枚数では横浜FMが上だが、神戸のダブルボランチも積極的にボールを拾い、勝負はほぼ互角だったと言えるだろう。ただ、吉田が「ダブルボランチがボールを奪ってから、前へ急ぎ過ぎてバタバタしたサッカーになっていた」と語るように、神戸にとってはボールを奪ってからの展開がカギを握りそう。
そういう意味で前線の吉田はこの一戦でのキーポイントをこう話す。
「攻撃の時に、自分がいかにタメを作れるか。そういう時間帯をどれだけ長く作れるか。どちらが最後まで走りきれるかだと思う」

以上


2011.07.26 Reported by 白井邦彦
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