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【J2:第23節 栃木 vs 岡山】プレビュー:忌まわしい過去と決別するための“リベンジマッチ”。攻守にイニシアチブを握り、栃木は岡山の3−4−3を攻略する。昇格の切り札サビアにも期待。(11.07.30)

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7月30日(土)J2 第23節 栃木 vs 岡山(18:00KICK OFF/栃木グチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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記憶を巻き戻す。“あの日”の記憶を再生しながら、水沼宏太は言った。
「負けに等しいドローだった。悔しさは残っている」
“あの日”とは、開幕3連勝で迎えた10節の岡山戦。土壇場で2-2に追い付かれたことで連勝は途絶え、勝点2を失った。喪失感は計り知れない。それだけに、栃木にとって今節は忌まわしい過去の記憶を消去する“リベンジマッチ”となる。

「点を取れる選手がいるとチームに元気が出るし、『行ける』という気持ちが芽生える。そうすると我慢すべきところで我慢できるようになる」
チアゴが岡山にもたらす効果を、松田浩監督はそう捉えている。現に前回の対戦では後半から登場したチアゴが2ゴールを叩き出し、栃木を奈落の底へと突き落とした。前節の草津戦ではベンチからも外れたチアゴだが、本人は出場に意欲を燃やしているようだ。松田監督は「チアゴがいる時といない時では雰囲気が違う」とも話す。草津戦では前線にボールが収まらず、攻撃の形を作れなかった岡山。その一因にチアゴ不在が挙がる。センターバックのストヤノフ、ボランチの金民均、1トップのチアゴが揃うと軸が定まる。背骨の部分を整えることで3-4-3の狙いとするショートパスからの打開、大胆なサイドチェンジからの突破を図りたい。

岐阜に前節勝利したことでドロースパイラルから脱した栃木。試合内容にポジティブな要素は見られなかったが、欲していた結果が出たことで選手は肩の荷を下ろすことができた。岡山、鳥取と続くホーム2連戦で狙うのは、もちろん連勝。そのためには克服すべき課題がある。

ここ2試合は相手を無失点に抑え、守備の安定感は取り戻した。「次の課題は2点目、3点目を取ること」とは大和田真史。男盛りを迎えたばかりの大和田は続ける。「ボールを持っている選手を孤立させてはダメ。『やってくれるだろう』ではなく、『俺がサポートに行く』くらいの気持ちを持たないと。理想は、ボールが動いた時に全員が関わること」。ここ最近の栃木は、松田監督が指摘するように「イニシアチブを握る」意識が薄い。特に攻撃面では希薄だ。いいボールの奪い方をしても、そこで満足する傾向が強く、いい攻撃に繋がる回数が減っている。だからこそ、大和田は切り替えにおけるサポートの重要性を訴えた。

岡山の3-4-3に対して、今週のトレーニングで用意したビルドアップがハマれば、ピッチの至る所にスペースを生み出せる。空いたスペースに飛び込み、パスを受け、展開、またはドリブルを仕掛けるには、受け手がイニシアチブを取らなければいけない。イニシアチブが取れれば、前回の対戦時の前半のように理想的な3‐4‐3攻略が可能となる。スペースを作り出し、的確な判断のもと積極的にアクションを起こしたい。

先制し、追加点を奪うには、決定機を作ることに加え、決定力も求められる。岐阜戦ではリカルド ロボが5試合ぶりにPKからゴール。ロボの不調がチーム停滞の原因のひとつだっただけに、スランプ脱出にゴールは好材料になるはずだ。ロボと共にゴールが期待されるのが、昇格の切り札として獲得したサビアだ。岐阜戦では途中出場で流れを変え、脅威の身体能力を武器にオーバーヘッドを繰り出し、今週の紅白戦では2ゴールと存在感を際立たせた。攻撃の核・高木和正は「動きがはっきりしているからパスが出しやすい」。サビアの特長を周囲が理解してきているのは心強い。サビア本人は「持っているものを出し切り、チャンスを物にしたい」と、スタメン獲得に意気込む。リーグ戦も折り返し地点に差し掛かり、上位4チームが頭ひとつ抜けた。上位戦線から取り残されないためには、クロスゲームを物にする得点力が鍵になる。ロボ、サビア、そして怪我から復帰間近の崔根植がコンスタントにゴールを取れれば、栃木の未来は明るい。

最低でも勝点1を拾ってきた時期は過ぎ去った。次は勝ち切ることで負けないことを印象付けたい。ホーム連戦連勝を目指し、プレーに魂を込めて岡山に借りを返す。

■この試合注目のCOOL BALLER:サビア(栃木)

以上

2011.07.29 Reported by 大塚秀毅
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