今日の試合速報

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J2:第23節 徳島 vs 富山】プレビュー:自分たちとの勝負。今節の徳島はまずそれを制することが必要だ。(11.07.30)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
7月30日(土)J2 第23節 徳島 vs 富山(18:30KICK OFF/鳴門大塚チケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
スカパー!生中継 Ch186 後06:20〜
totoリーグに投票しよう!COOL5特集
----------
今節対する富山が見せるFW苔口卓也のスピードを活かしたカウンターは非常に鋭い。事実、前回対戦時(2節・6/29)の前半立ち上がりにはそれによって何度か危ない場面を作られており、もしそこで出鼻をくじかれていればその時の結果は分からなかったと言えよう。さらに富山が最近の3試合でグッと調子を上向かせているのは明らかだ。特に守備は大きく安定感を増したように感じられるが、それは紛れもなく彼らが戦いに必要な自信と勇気を取り戻したことの証し。だからこそ安間貴義監督も前節の勝利後には「これまでやってきたことを勇気を持って表現してくれたと思う」と選手たちへ惜しみない賛辞を送っていた。

となれば、この一戦に臨む徳島にはその富山に対するよりしっかりした対処法が必要と思われる。彼らの速攻に対しどうリスクマネジメントするのか、彼らの敷く固い守備ブロックをどのような仕掛けで崩すのかという部分を前回対戦時以上に強く持っておかなければならない。が、しかし、今節にはそうした富山対策以上に不可欠なものがあるはず。それは、自分たちに勝つメンタル。この一戦で徳島の選手たちが勝たなければならないのはまず自分たちであり、勝点3を手にするためにはその戦いを制することが絶対条件となろう。なぜならチームが18節(6/25・湘南戦)から前節までの6戦で5勝1分という順調過ぎるほどの戦績を収めているからこそである。

結果を出し続けている現在の状態は本当に素晴らしい。ハードワークと集中を継続しつつ、見えた課題を克服する修正力も見せている戦いは高い評価に値するだろう。ただ言うまでもなく、上手くいっている時ほど個々のメンタルコントロールは難しいところ。いくら経験が豊富でも、どれだけ頭で分かっていても、気持ちの緩みは知らずのうち思わぬところで発生してしまうものだ。そしてそこを相手に突かれたならゲームを握ることは相当厳しくなる──。それだけに徳島の選手ひとりひとりには、自分への厳しさをどこまで突き詰められるかが問われよう。先手を取る動き出しやボールへの寄り、もう一歩体を付けていく粘り、ほんの少しのズレも見過ごさない緻密なポジショニング修正、僅かな可能性も諦めない走り、それら全てを全員が90分通して徹底できるかということ。そして今節のチームの命運はおそらくその追求度によって決まるに違いない。

実際に戦いを直前に控えた美濃部直彦監督も「勝っていることで自信を付けていると思うが、それが過信にならないよう手綱を締めるのが僕の仕事」とコメント。やはりその部分を気にかけていた。とは言え指揮官は続けて「今季の目標から逆算して今何をすべきかを理解してくれているはず」と選手たちへの信頼も口に。その一言はそうした心配などいらない手応えを得ているということではないだろうか。
また、2戦連続キャプテンマークを巻くことになりそうな柿谷曜一朗も「今勝っているからとかは関係なく、個人としてもチームとしてもいい調子と緊張感を維持できています」と引き締まった言葉で緩みに対する警戒が万全であることを感じさせてくれた。前節足を痛めながらも最後の最後まで最高の気持ちを見せていたこの背番号13が再び周囲を牽引したなら、チームはこの一戦でもきっと妥協なきプレーで求める結果に向かって突き進めるであろう。

今上位を競っているF東京、千葉、栃木がいずれも安定した強さを維持しているだけに、徳島もつまずくわけにはいかない。それを誰よりも理解した選手たちがどのようなパフォーマンスを披露してくれるか、大いに注目である。

■この試合注目のCOOL BALLER:柿谷曜一朗(徳島)

以上

2011.07.29 Reported by 松下英樹
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着