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アウェイの激戦を経て、3週間ぶりに京都が聖地・西京極に帰ってくる。
浮上を懸け、第23節、鳥取をホームで迎え撃つ。前回対戦では押込まれ敗れたが、あれから戦い方を整理した京都。聖地であの時の借りを返したい。
前回対戦は第15節(6/5 @とりスタ)、1−2で悔しい敗戦。中盤にスペースが出来てしまい、簡単にサイドを突かれた。しかし、京都はその次の大分戦から特に守備を整理し、今季初の零封(2-0)で勝利を呼び込んだ。あれからの対戦、前回とは真逆の展開を演じる準備はできている。
鳥取もフォーメーションを4-4-2に、また、前線にはハメド、梅田直哉を起用するなど進化をみせている。
京都・大木武監督は鳥取のイメージについて「積み上げているものがあり、どんどん良くなってきている。柔軟性がある」と警戒度を高めていた。前線のハメドについても「自由に動いて、そのスペースを他の選手が埋める様な、逆に他の選手が作ったスペースを埋めることもある」と走り出しの特徴を挙げる。
ただ、京都としては相手がどこでも戦い方は全く変わらない。守備を考えた時、京都がやられたくないパターンはサイドチェンジ。逆サイドのスペースを簡単に突かれることは避けたい。その為に、相手が中盤で簡単にサイドチェンジが出来ないようにすることが肝要になるはずだ。
つまり「中盤の中央を締める」ということである。相手がダブルボランチでトップ下配置だろうが、アンカー1枚にインサイドハーフ2枚だろうが、相手中盤を自由にやらせないことが京都の守備のポイントになるはず。どちらかのサイドへ追い込みボールを奪う。または相手がボールを下げざるを得ない状況を作り、それをさらに追い込んでボールを奪う。
そこに持ち込んだ時、相手に関係なく、京都は自分たちのやり方で主導権を握った守備を表現できることになるはずだ。
だが、今節の勝負どころは京都の守備ではない、あくまで攻撃だ。アウェイ2連戦、京都は攻めの部分で大きく成長した印象を残した。愛媛戦で伊藤優汰はボールを持っていない時に中央に入り、動きの自由度を上げた。愛媛戦での先制点は、彼が中央で前線にパスを出したことが起点になっている。左利きで右サイドを任されているのだ、中央に切れ込んでシュートを積極的に狙える様になれば、チームの武器が増えることになる。ドリブルに加え、プレーの引き出しを増やした印象だ。
鳥栖戦では安藤淳、駒井善成が積極的に前に走り出していた。安藤は2度、エリア内に入り込みシュートを放っている。駒井もボールを追い越す動きをみせ、さらにはパスの判断も早く、攻撃を停滞させなかった。サイドの森下俊、酒井隆介も積極的な攻撃参加をみせ、チーム全体の攻撃意識の高まりを充分に感じさせていた。
攻撃についてさらに言えば、チョンウヨンのミドルシュートも京都の武器になるだろう。引いた相手に対し、ミドルレンジのシュートはポイントの一つとなる。相手がそれを嫌がり潰しに来ればそこからまた攻撃を連続させることもできるはずである。
だが鳥栖戦、肝腎のゴールへとつなげられなかった。大木監督は「負けたが、反撃できないという状況ではなかったはずです。だが、結果が全てですから。最後、点を取るところ、点を取って攻撃を締めくくる(攻撃をクロージングする)部分が重要。それがあの試合の、鳥栖とウチとの違いです」と、やっていることの方向性では納得する部分があるにせよ、それを結果に結び付けられなかったこと、それを真摯に受け止めなければならないことを強調していた。
そして、強い気持ちを持ち、誰よりも結果にこだわる男がもう一人いた。秋本倫孝である。「内容の向上? 結果が出てないじゃないですか。結果が出なければ面白くないし、意味ないですよ」。内容が良くなってきていることは認めつつも、それでも「結果が全て」と言い切る。
もちろん、勝てなかったことを納得している選手はいない。だからこそ今節、ゴールへのこだわりを期待したいのだ。
京都の選手たちは、大分戦を機に速く強いプレスで守備を改善した。岐阜、栃木戦を経て、中盤でのつなぎを改善した。一つ一つではあるが、自分たちで意識し、修正し、改善し、強くなってきた。そして最後、ゴールへの道筋である。ゴールを奪って、勝利する。その道筋を切り拓こうとする思い、それを表現してくれることを期待したい。
■この試合注目のCOOL BALLER:チョンウヨン(京都)
以上
2011.07.30 Reported by 武田賢宗















