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【J1:第19節 川崎F vs 浦和】レポート:不運な形での失点を挽回すべく川崎Fが主導権を握るが、浦和は堅守でこれを跳ね返し、敵地での1−0の勝利を手にする(11.07.31)

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7月30日(土) 2011 J1リーグ戦 第19節
川崎F 0 - 1 浦和 (19:03/等々力/20,047人)
得点者:10' オウンゴ−ル(浦和)
スカパー!再放送 Ch185 8/1(月)前09:00〜
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試合を終えた原口元気のコメントが印象的だった。

「ラッキーゴールとしっかりとした守備で勝って、非常にいい流れじゃないかと思います」

原口が勝因としてあげたこの2つの要素が同時に出ることで、試合は動いた。前半の10分の場面である。試合開始からこの時間帯まで試合の主導権は川崎Fが握っていた。ホームの川崎Fが立て続けのシュートシーンを生み出しており、それに対して浦和は耐える時間帯となっていたのである。

そして試合が動く。浦和陣内に攻め込んだ川崎Fは、ジュニーニョが少々遠目の位置から強引なシュートを放つ。浦和の守備の安定ぶりを示すのは、このシュートに対しDFがしっかりと足を伸ばしてシュートブロックする点であろう。徹底した守備意識の表れとも言えるこのプレーによってボールは跳ね返り、これが山田直輝から柏木陽介へとつながる。柏木は絶妙なタッチで、前方を走るマルシオ・リシャルデスにラストパス。DFとの競り合いとなる。

ゴールマウスを守っていた相澤貴志は「やられた気がしないですね」とその場面を振り返る。「最後まで体を入れていましたし、ただクリアが不運な形になってしまいました」と悔しさをのぞかせていた。マルシオのカバーに入ったDFが、クリアしようと先に触ったボールが絶妙なところに転がり、川崎Fのゴールへと吸い込まれるのである。

浦和のファーストシュートとなるハズのこの場面は、結局オウンゴールと認定され、浦和はシュート0本で1点を奪うこととなる。いい守備をし続けたことによる、ラッキーな得点だった。そういう意味では、必然性を持つゴールだったと言えるのかもしれない。

1点を追いかける川崎Fは主力級選手を大量に欠く中で、難しい試合になるものと予想されていた。しかしそうした考えとは裏腹に、ある程度浦和を押し込み、手応えの感じられる立ち上がりとなっていた。今季はこれまでにもビハインドを跳ね返してきた戦いの経験もあり、自信を持って浦和陣内へとボールを持ち込むのである。

チャンスを作り出していたという点で、田坂祐介と大島僚太とのボランチコンビは合格点が与えられてしかるべきであろう。特に大島は、公式戦での初先発からこれが3試合目であり、出場試合を増やすごとに力をつけてきていた。その大島が組み込まれた川崎Fの攻撃は、それなりにチャンスを作り出しており、感覚的に追い付けそうだという試合運びとなっていた。しかし、浦和の守備は非常に固く、最後の一線を破れないまま前半を終える事となる。

1点を追いかける川崎Fは後半の頭から大島に代えて中村憲剛を投入する。前半をベンチから見ていた中村は「相手は先制したこともあって引き気味だったので、少しボールの回りが良かった。ただ、右に持ち込んだらそのまま右から行っていてたので、そこで横とか、斜めとかに散らせばいいと思っていました」と考えてピッチに入っていたという。ボールを持ち込んだ際、浦和が守備陣形を整えているのであればサイドを変えればいいと考えていたのである。

そしてその中村が入った事で川崎Fは浦和のゴール前へと進出する場面が増えていく。しかし、浦和の守備陣の奮闘もあり最後の一押しが足りなかった。そんな戦いぶりについて田坂は「ボールはしっかり持っていましたし、チャンスも作れていた。ただ、最後のところのパワーが足りなかった」と振り返っている。

ホームの川崎Fは、サポーターの声援による後押しを受けて浦和を押し込むが、わずか1点の壁は十分に高くそれを乗り越える事が出来なかった。

試合後にペトロヴィッチ監督が「フロンターレが主導権を握り、自分たちが守らざるをえない形になりました」と話した通り、試合自体は川崎Fのペースで進んでいた。しかし、苦悩の表情で相馬監督が「ゴールを取る部分。そして守る部分。そこのところで、あと1歩、というかあと1つ、あと少し。何が足りなかったのかなと思っています」と述べざるを得ない結果となるのである。

川崎Fは7月23日の新潟戦に続いての連敗となり、首位横浜FMからは勝点で10離される結果となる。一方の浦和は意外なことにこれがリーグ戦初の連勝。堅い守備をベースにしたその戦いぶりによって一気に勝点を伸ばしそうな試合運びを見せていた。

■この試合のHOT BALLER:柏木陽介(浦和)

以上


2011.07.31 Reported by 江藤高志
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