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【J1:第19節 山形 vs 新潟】レポート:新潟がゲームを支配し今季初の連勝! 攻守ともに機能しなかった山形は追撃の機会を逸す。(11.07.31)

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7月30日(土) 2011 J1リーグ戦 第19節
山形 0 - 1 新潟 (19:04/NDスタ/10,461人)
得点者:62' 田中亜土夢(新潟)
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「キックオフ前のロッカールームでも選手たちと黙祷をして、しっかりと我々の使命を果たそうということで、今日のゲームはスタートしました」(黒崎久志監督)

多くの住民が被災し、犠牲者も出た大雨災害に見舞われた地元を思い、新潟のスタッフ、選手の腕には喪章が巻かれていた。「そのなかでも立ち上がりから、しっかりとボールをつないで、慌てることなく、焦れることなく、我々のサッカーというのは90分をとおしてできたんじゃないかと思います」。スコアは1-0と最少得点差だったが、ほとんどの時間でゲームを支配した完勝で、新潟が今季初の連勝を果たした。

「しっかりとボールをつなぐ」新潟のサッカーの前に、山形の守備は少しずつ崩されていく。6分には左サイドバックに入った酒井高徳がドリブルで中へ突破すると、その直後にも右に流れたブルーノ ロペスから中央のミシェウにボールが収まり、山形のディフェンスラインが一気に中へ絞ったところで左サイドのチョヨンチョルにボールが渡りシュートまでたどり着いた。トップ下を基準に自由に動いていたミシェウが左サイドに張ると、酒井の前のスペースが再び空いてドリブルからブルーノロペスとのワンツーからシュートでサイドネットを揺らしたのが15分。ミシェウの落としから本間勲が放ったミドルシュートはGK清水健太の正面だったが、36分には移籍後初先発の右サイドバック・村上佑介からのパスを受けた田中亜土夢が、その2分後にはミシェウのパスを受けたチョが、それぞれバーを直撃するシュートを放つなど、ゴールには至らなかったものの、山形の守備をかき回した。

一方、山形は両サイドを高い位置に押し上げた新潟の守備の前に押し込まれ、特に「(山形の)石川からのフィードという気をつけていたところでも、亜土夢がしっかりと対応してくれていた」と、山形の攻撃の起点である石川竜也に前を向いてボールを持たせることができなかった。「ボランチを使いながら組み立てていけるかなあというところでちょっと距離が広かったりする」(石川竜也)、「ある程度いいボールを入れてキープさせて押し上げて、サイドを使っていくというイメージだったと思うんですけど、なかなか精度のいいボールが入らなかった」(下村東美)と意図が噛み合わなかった。山形の前線には、小林伸二監督が悩んだ末、当日の朝に決めたという山崎雅人が先発していた。しかし、ターゲットの大久保哲哉にいい状態のボールが入らないために、十分な準備のもと待ち構える新潟の守備を崩すほどには、特長を発揮することができなかった。

しかし、無失点でしのげれば、山形にも勝機の扉は開かれる。ハーフタイムをはさみ、まずは山崎が3人に囲まれながら左サイドをドリブルで突破すると、53分にはGK小澤英明のクリアが味方に当たったこぼれ球に大久保が走り込んだが、寸前で小澤がキャッチ。その後も左サイドでプレーする秋葉勝がキープ力を活かし、川島大地のシュートや山崎のクロスを引き出した。しかし、川島から下村へのパスのズレをミシェウに狙われたワンプレーで攻守が逆転。62分、サイドの高い位置で1対1に持ち込んだ村上が、一気に縦へ抜けてクロスを入れると、マークをはがしてニアに飛び込んだ田中がつま先で押し込み、新潟が先制した。

ビハインドとなった山形は、ブルーノロペスのシュートを弾いた清水の好セーブのあと、途中出場の長谷川悠が起点となり、ようやく押し上げが可能となった。70分にサイドチェンジから宮本卓也が高い位置からクロスを入れ、秋葉がシュート。85分にも長谷川が持ち込んでシュートを放ったが、集中力を切らさない新潟の守備を最後まで崩しきることはできなかった。ともに今季初の連勝をめざした一戦は、新潟が勝利をつかんだ。

「前からプレスかけられるときついなと思っていたので、今日はその典型的な試合でした」石川竜也が渋い表情で振り返った。「サイドでうまくハメれたらいいんですけど、ミシェウとかが間に入ってきてたから、なかなかハマらなかった部分もあるし、新潟が逆に守備のときに前から来ていてうまくハメられた」と宮本が分析する。今シーズンは敗戦を重ねていても試合内容ではそれなりの手ごたえを常につかんでいた山形だが、この試合ほどチグハグで機能性を欠いた試合はなかった。スコアは0-1だが、ホームで完全にゲームを支配され、厳しい現実を突きつけられた。

■この試合のHOT BALLER:千葉和彦(新潟)

以上

2011.07.31 Reported by 佐藤円
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