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前回の対戦は、味の素スタジアムで行われた第18節(6月25日)。岡山は、若さと勢いのある東京Vの思うままにゴールを決められ、0−4の大敗を喫した。影山雅永監督は今週、選手たちにこう伝えたと話す。「寄せ、スライド、受け渡しのスピードを、激しく速くしなければ戦えない。先週のゲームからさらに何割増しかで攻守にハードワークしなければ、ヴェルディから勝利を挙げることは難しい」。
背景にあるのは、岡山がこの2試合を無失点で抑えたことだ。「栃木戦、熊本戦は、並びやプレースタイルの違い等の関係から、前線からはめ込んで奪える回数は多かったかもしれない。でもヴェルディ戦はそうはいかない、これまでの比ではない」(影山監督)と厳しい姿勢で導き、次の勝利につなげようとしている。
岡山は、先週の熊本戦で大量4ゴールを挙げた。しかし選手たちには、「ああいうゲームはめったにない。今回は難しいゲームになる」という共通認識がある。東京Vを相手にとくにケアすべきポイントは、「一人ひとりがドリブルやパスを出された後の対応を、しっかりと出来るか」(WB澤口雅彦)。「チームでひとつになって、行くところと引くところをはっきりさせる。外されたらしっかりポジショニングに戻る。スライドも速くしないと間に入られるので、そこを意識する」(DF植田龍仁朗)。「1対1で対面した選手が負けないこと。それが大きな鍵となると思う」(GK真子秀徳)。
とくに真子は、前回4度もゴールを割られた悔しさを消せるはずもないが、「最近はDFラインをまず引いて、相手に持たせておいて、ボールが入ってくるところを強く当たるという対応が上手くいってる。3枚の後ろのスペースを消すから、裏に走られるスペースがないし、長いボールを蹴られたら俺が出て行く、というのがうまく機能している。ただ決定的なシュートはなくても、ゲームに必ずひとつのピンチはあって、そこを止められるか、入れられるかでゲームは変わる。今は止められていると感じる」と話す。
現在9位の東京Vは、14位・岡山とは勝点差わずか3の違いだが、得失点差は「+11」で、リーグ5位に入る攻撃力を誇る。ここ4試合は決定力を欠いて勝利を逃し、先週の京都戦でもゴールは1点に止まったが、中盤からの厳しいプレス、阿部拓馬、マラニョンの裏への抜け出しや、ドリブル突破を交えたサイド攻撃も効果的で、「やりきるゲーム」に渇いた状態といえる。
今節、ボランチの小林祐希を出場停止で欠くが、個人のパス回しが上手く、ボールをつないでくる東京Vに対し、岡山は主導権を渡しながらも個人でどこまで踏ん張れるか。この点、岡山は田所諒、一柳夢吾といった気持ちをプレーに込められる選手を控えていることは心強い。また両チームとも念を入れて注意しているのは、セットプレーからの失点だ。東京Vはこの2試合、セットプレーからの失点で勝利を掴めていないし、一方の岡山は前回の戦いで、前半6分に直接ネットを揺らした菊岡拓朗のCKという痛い記憶がある。
現在、岡山のチアゴと東京Vの阿部拓馬はJ2得点ランキングで2位に並ぶ。ともにゴールが欲しい状況で、岡山は僅差を争う展開に持ち込めるか。今回はお盆休み中のゲームで、初観戦者も多く訪れるだろう。岡山の「無失点プラン」を成功させ、勝利をたぐり寄せたい。
以上
2011.08.13 Reported by 尾原千明















