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5月4日に横浜FCのホームで行われた今季最初の対戦は、1‐0で鳥取が勝利を収めているが、現状は対照的だ。J2昇格後最長の4連敗と苦しんでいる鳥取に対し、横浜FCは2連勝と調子を上げて上位追撃をうかがっており、勢いでは横浜FCに分がある。
鳥取は4連敗すべてが完封負け。従来の4‐3‐3を4‐4‐2に代えた7月18日の草津戦では、2トップの一角で先発したハメドのリーグ初得点を含む全ゴールに絡む大活躍などもあり、チームはJ2昇格後最多となる5得点を挙げた。しかし、爆発は1試合限りで、翌節からは連敗が始まってしまった。徳島に0‐2、京都、栃木に0‐1で敗れたところまでは、サイドを崩しての決定機も作っていたが、やはり0‐1で敗れた前節の鳥栖戦は、セットプレー以外に目立ったチャンスを作れず。開始直後に失点したものの、42分に相手に退場者が出たことで、試合の半分以上を1人多い状況で戦ったが、守備をがっちり固めた相手を崩せず、攻撃のクオリティーは、じり貧になっている印象だ。
対する横浜FCは、調子を上げてきたというよりは、本来持っている力を発揮し始めた、と表現した方が適切かもしれない。開幕、さらに東日本大震災による中断明けからしばらくは、メンバーが定まらないことなどから黒星が先行し、鳥取も前回対戦では、そうした不調にもつけ込んで勝利をつかんでいる。だがここにきて、左サイドバックの宮崎智彦、左サイドMFの野崎陽介のラインが固まって同サイドが活性化したり、高地系治のコンディションが上がるなどの好要素が重なって、チーム全体のパフォーマンスが高まってきた。八角剛史、寺田紳一など、主力メンバーにケガ人が多いとはいえ(これは鳥取も同様で、4連敗中はキャプテンで攻守の要、美尾敦などが戦列を離れている)、本格的にJ1昇格争いに加わるためにも、好調のうちに多くの勝点を積み上げていきたいところだ。
勝敗のカギを握るのは、双方が前線からのプレッシャーを、いかにかいくぐれるかになりそうだ。鳥取は前述の通り、以前は4‐3‐3で戦っており、前線の3人での的確なチェイシングを軸に、まずは守備で主導権を握る戦いで勝点を得ていた。8月18日の練習試合では久しぶりに、その4‐3‐3をテスト。松田岳夫監督は「いろいろ試している段階」と語り、最終決定ではないとしたが、相手ゴールに近い位置でボールを奪ってからのショートカウンターは、現状で最も得点の可能性を感じさせるプレー。いずれにしても守備が機能すれば、得点は奪えないまでも、良いリズムで戦うことはできるはずだ。
高い位置からプレッシャーをかけていくのは、横浜FCも同様。以前は序盤の失点の多さなどから慎重になっていたのか、構えて待つ形が多かったが、現在は前線からボールを奪いにいく積極性が目立つ。鳥取は厳しいプレッシャーを受けると、ボールをあっさり相手に渡してしまうことが多いだけに、その点を突けば試合を優位に進めることができる。
鳥取は今季、先制された試合は1分10敗。守備の要・戸川健太も「先制されると、かなり厳しいのは分かっている」と語っており、まずは先に失点しないことが重要だ。その上で、どれだけチャンスを作れるか。ハメドは前線にいれば相手の脅威となる半面、試合終盤になるとボールを欲しがり、中盤まで下がってプレーすることが多い。そこからの正確なサイドチェンジなど効果的なプレーも見せるが、ゴールから遠ざかれば、相手の守備網にかかりやすくもなるだけに、我慢して高い位置でプレーできるか、周囲がそうした状況を作り出せるかによって、得点への可能性は変わってくるだろう。
鳥取にとって今回は約1カ月ぶりで、8月唯一のホームゲーム。両チームのオフィシャルサプライヤーである「ヒュンメル」のスペシャルマッチ、倉吉市のホームタウンデイでもあり、J2昇格後最多の観客動員が期待されている(これまでの最高は7月24日・徳島戦の5720人)。とりぎんバードスタジアムに集まるファン・サポーターの声援を力に変えて連敗を止め、今後の巻き返しに向けて勢いをつけることができるか?
以上
2011.08.19 Reported by 石倉利英















