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【J1:第24節 仙台 vs 山形】プレビュー:これが最後の東北夏まつり!仙台と山形が「みちのくダービー」で真っ向勝負!(11.08.27)

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8月27日(土)J1 第24節 仙台 vs 山形(19:00KICK OFF/ユアスタチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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今季2度目となる「みちのくダービー」は、20日から続く3連戦の最後の試合、両チームとも中2日で迎える一戦だ。昨年行なわれた仙台のホームゲームは宮城スタジアムを会場に行われたため、ユアテックスタジアム仙台でのJ1みちのくダービー開催はこれが初めてだ。

J1初年の昨年は互いにホームで勝利し、東日本大震災後最初の対戦となった前回対戦は、5月22日のNDソフトスタジアム山形。無敗でコンスタントに3位以内を維持する仙台に対し、山形は4-3-3からボランチを2枚置く4-4-2にシステム変更。赤嶺真吾に蹴られるロングボールのセカンドを拾うプランどおりの戦いを進めていたが、後半に入ると一転、仙台が攻勢に出る。角田誠のシュートがバーに跳ね返ったところを菅井直樹のボレーで仙台が先制。この1点を守りきった仙台が勢いそのままに勝利し、地元に明るい話題を伝えた。あれから3ヵ月。仙台は勝点32の7位、山形は勝点17の17位。順位と置かれた状況は違うが、互いに苦しい時期を経て、今後につながる手ごたえを感じるなかでの対戦となる。

3試合ぶりにホームに戻る仙台にとって、刈谷でのミニキャンプを含む名古屋、磐田とのアウェイ連戦は成果が大きいものだった。名古屋戦では相手が中2日という日程面のアドバンテージも追い風に、前半に菅井のゴールで先制すると、後半は名古屋の猛攻を集中力高い全員守備でしのぎきった。エース赤嶺を怪我で欠くなか、仙台にとっては10試合ぶり、しかも首位に立った名古屋に17試合ぶりに黒星をつけた、価値ある勝利だった。8月に入り、無敗を続けていたシーズン序盤の粘り強さが戻ってきていたが、そのなかでようやくつかんだ勝点3だった。続く前節・磐田戦では、菅井が怪我で出場を見送ったが、復帰した赤嶺が後半立ち上がりに先制ゴールを決めている。試合はオウンゴールで追いつかれる結果となったが、勝点4を上乗せしたこのアウェイ2試合は、けっして悪いものではない。

入れ替わりで負傷者が出る状況が続き、前節は前半終了間際に負傷の角田を下げざるを得なかった。選手のやり繰りに関しては、手倉森誠監督もけっして楽ではないだろう。ただ、今節は前節でベンチ入りしていた新加入のディエゴが、いよいよ仙台デビューを飾ることが濃厚だ。果たして、どの時間で、どんな場面での起用になるのか。

山形は依然、17位と降格圏を抜け出せない苦しい状況が続くが、小林伸二監督が第19節・新潟戦から新加入の山崎雅人を先発で起用し続け、さらにバックライン4枚と下村東美、秋葉勝のボランチを固定していることで、ゲームのコントロールに関しては試合ごとに方程式の確立が進んでいる。これまでは連勝どころか、2試合続けて勝点を得ることもなかったが、第21節の甲府戦で逆転の末、3-1と勝利すると、大宮戦、清水戦も引き分け、3試合連続して負けがない安定した状態を維持している。

そのなかで抱えている課題は、先制点が遠いこと。今季ここまで先制した試合は3試合。そのすべてを勝利で終わらせているが、福岡に2-0で勝利したのち、新潟戦以降の5試合はすべて先手を取られる苦しい展開となっている。ゲーム運びそのものは安定しているため、山崎や太田徹郎などの得点で追いついたり、逆転に成功した試合もあったが、継続して勝点3を積み上げていかなければならない状況で、先制を許す試合を続けていれば、待っているのは厳しい結果だ。今節も先制点を狙い、前回のリベンジを果たしたいが、そのためには、今季最少失点を続ける仙台のブロックを崩さなければならない。

仙台は全員が粘り強い守備を続けられるのが特長だが、特に両サイドハーフ、梁勇基と関口訓充の上下動が生命線。カウンターで飛び出す攻撃のケースに限らず、守備でも引いたサイドバックの外側のスペースを消すなど、かなり広範なエリアをカバーしている。そこで心配されるのは、タイトな日程による消耗だ。前節・磐田戦でも、前半は集中力の高い守備を展開していたが、後半に両サイドの守備への戻りが遅れ始めるとサイドを起点に使われ出し、駒野友一のクロスからのオウンゴールにもつながっている。当日は気温も高くなく、ホームのサポーターの大声援が動かない足を動かしてくれるだろう。ただし、連戦の疲労はそれをも凌駕しようとする。ゲームプランや選手起用もこの試合の大きなカギになることは間違いない。

一方、山形は大宮戦に続き、前節の清水戦でも、攻撃に切り替わったあとに相手のプレッシャーなどでうまくボールを動かせずに前半を終えている。切り替わった瞬間に手間取れば相手に守備をセットされてしまう。それをこじ開けるには、ボールの出し入れやサイドチェンジで相手を動かし、隙を生み出すポゼッションが必要となるが、それが機能しなければ、成功率の低いロングボールやパスミスなどでボールを失い、守備の時間が長くなることになる。しかも仙台は縦に速いカウンターを得意としているだけに、そこには十分なリスク管理も伴わなければならない。前節でPKを獲得した川島大地や怪我から復帰した廣瀬智靖など仕掛けられる選手も擁してはいるが、最近の試合を見た限り、「取られずに、取る」先制のプランのハードルは低くない。

仙台・手倉森誠、山形・小林伸二、どちらも手堅く采配を振るうイメージがあるが、今シーズンは先行逃げ切りを図る仙台と、追い上げで攻撃的なカードを切る山形というイメージもある。プロ選手としての、クラブの、そして地域のプライドを懸けた熱い戦い。記憶に深く刻まれるダービーが、またひとつ生まれようとしている。

以上

2011.08.26 Reported by 佐藤円
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