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【J1:第25節 浦和 vs 山形】レポート:「90分通してずっとよくなかった」。浦和はいいところなく山形に屈する。(11.09.12)

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9月11日(日) 2011 J1リーグ戦 第25節
浦和 0 - 1 山形 (18:03/埼玉/27,709人)
得点者:2' 山崎雅人(山形)
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「相手にチャンスはそんななかったと思うけど、自分たちにもなく、何もない感じで終わった。入り方も悪かったし、90分通してずっとよくなかった」。(柏木陽介)

出口がまったく見えてこない。浦和は長いトンネルの中で迷子になっている。90分間を終えてスタジアムに漂っていたのは、救いのない閉塞感。何かが良くなるという兆しがまったく見えない試合をまたもしてしまった。

ゲームはいきなり動きを見せた。開始わずか2分、石川竜也が自陣からアーリークロスを入れ、ファーサイドにいた大久保哲哉が頭で落とすと、そのボールに対してボランチの秋葉勝が突進。この動きに対して山田暢久が反応したが、秋葉が後ろにボールを流すと、山田暢のマークが外れてフリーになっていた山?雅人がきっちりとゴールネットを揺らした。

浦和が一番警戒していたロングボールからの一発だった。「ミーティングでもこの形だけと言っていたので、それだけは防ごうと言っていたのに狙い通りやられてしまった」と宇賀神友弥。一方、敵将の小林伸二監督は「狙っていたことをいきなり表現してくれたというのがあった」とほくそえんだが、浦和にとってこの立ち上がりの1点は非常に痛かった。

最近の山形はボールをつなぎ、攻撃に比重を置くようになってきているとはいえ、1−0のリードから試合開始というようなおいしい状況であれば話は変わってくる。昔から得意にしている堅守速攻の形がぴったりはまる展開になれば、その流れに乗るのは当然のこと。「今日は早い時間帯に点が取れたので、割り切って今までやっていた戦い方ができたというのはある」とは石川竜也の弁だ。

今の浦和は個人の単独突破以外に効果的な攻撃の形は持っていない。「引いてくる相手に対してアイデアが少ない試合が前からあったけど、まったく改善されていない」と永田充が語ったように、浦和は相手に引かれたら何もできないということを再び露呈してしまった。

頼みの原口元気もその状況では力を発揮しにくい。ボールを持ってもすぐに1人に足止めをくらい、その直後にはプレスバックを受けて囲まれてしまう。「サイドの原口選手、田中選手はスピードがあるドリブラーで突破できるので、そこをどう抑えるか」(石川)とケアされているなかで複数に囲まれ、それでも突破を期待するというのは酷な話だ。

元々、今年のチームは連動して相手を崩すという考え方を持っていないが、それにしても相手を揺さぶる動きが乏しすぎる。トップに当ててもサポートがないから次につながらず、攻めの時間を作るにはポストプレーヤーが1人で踏ん張らないといけない。出し手は受け手の動きがないから出しどころに困り、受け手は出し手の意図がつかめないから動けない。「全体的にイメージが共有できていない」という柏木のコメントが浦和の問題点を的確に表現している。「ボールサイドであまりアクションがなかったので崩されなかった」と敵将にも言われてしまった。

厳しい言い方をすれば、現在の浦和はただ単に11人がピッチでボールを蹴っているだけだ。もちろん選手各々は懸命にプレーしており、戦う姿勢も痛いほど伝わってくるが、それでも残念ながらチームにはなっていない。まるで昨日初めて集まったばかりのグループのように噛み合っていない。「まだ自分たちのなかで『サッカーをやっている』と思えていて負けるなら多少なりとも仕方ないと思えるところもあるが、それもできていない」と柏木が言うように、今の浦和はサッカーをプレーしていない。

あまりにふがいない内容にサポーターからは厳しいブーイングが飛んだ。これで4試合勝ちがなく、降格圏との勝点差は7となっている。試合後、成績不振により柱谷幸一GMが解任された。浦和は暗闇の中で彷徨っている。

以上


2011.09.12 Reported by 神谷正明
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