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【J2日記】水戸:漂いはじめたキャプテンの風格(11.09.13)

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4連敗を喫した大分戦後、キャプテンの西岡謙太はベンチ入りしなかった選手も含め、全員をロッカールームに集めた。中には鈴木隆行や吉原宏太といったベテラン選手もいる。
その中でこう語りかけた。
「水戸は若いチーム。スタメンもサブも決まっていない。全員にチャンスがある。だから、もっと1人1人の意識を変えていかないといけない。試合に出てない選手ももっとアピールしたり、声を出したりしてほしい」
キャプテンとしてチーム全体を見回して、なかなか勝てないチームの中でいろいろ思うところがあったのだろう。
「このチームは一丸にならないと勝てない。メンバー入りした18人の選手だけでなく、全員に伝えたかった」
西岡は強い口調で語った。

西岡がキャプテンになって8カ月が過ぎようとしている。
「周りを見ることができるし、相手の年齢関係なく、気を遣えている」ことが“闘将”柱谷哲二監督の目に留まり、キャプテンに任命されることとなった。ただ、ルーキーイヤーの昨年は出場18試合にとどまり、チームの中心になることもできていなかった。まずはレギュラーを獲得するために、今季は自分のプレーに専念したい気持ちが強かったはず。それだけにキャプテンという仕事は、西岡にとって重圧になりかねなかった。

だが、西岡はしっかり自分のやるべきことを受け止め、前向きに取り組んでいる。
「キャプテンはしんどいけど、選手としても、人間としても成長している実感がある。こういう経験はなかなかできないですからね」と笑顔を見せる。

「キャプテンは育つものではなく、育てるもの」と柱谷監督は言い切る。自身も日本代表のキャプテンとしてラモス瑠偉や三浦知良といった個性派ぞろいのチームをまとめあげた経験を持つ。それも「自分だけではできなかった。周りの人の支えがあったからできたこと。自分もキャプテンとして育てられましたね」という思いがある。だからこそ、柱谷監督は西岡のキャプテンとしての成長を温かく見守っている。
「(西岡)謙太には謙太のリーダー像がある。それを築き上げてもらいたい」

今はまだ自分が目指すリーダー像へ突き進んでいる最中。試行錯誤の真ん中にいる。ただ、様々な経験を経て、“キャプテン”としての風格がにじみ出てきているのは確かである。精悍さは1年前とはまったく異なる。

水戸の新時代のリーダーへ。西岡の奮闘は続く。

以上

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2011.09.13 Reported by 佐藤拓也
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