10月8日(土) 第91回天皇杯 2回戦
草津 0 - 1 岡山 (13:00/正田スタ/1,030人)
得点者:107' 仙石 廉(岡山)
★第91回天皇杯特集
----------
草津対岡山の3回戦進出をかけた戦いは、延長戦120分間の死闘の末、岡山が仙石廉のプロ初ゴールで勝利を収めた。ホーム開催のアドバンテージを持ちながらも敗れた草津の選手たちは試合終了と同時にピッチへ膝を落とした。草津は2年連続でホームでの2回戦で敗れる惨めな結果。結果が求められるトーナメントでサポーターの思いに応えることができなかった。
草津はGKに橋田聡司を起用するなどリーグ前節からメンバー3人を入れ替えたのに対して、岡山は前節と同じメンバーでゲームへ挑んだ。3−4−3のシステムを敷く岡山に対して、草津は前線からのプレッシングで自由を奪うと幅を使った攻撃で主導権をつかむ。一方の岡山は、久木田紳吾のポストプレーと左サイドの小林優希のクロスを活かしたカウンターでチャンスをうかがう。
草津、岡山ともにリーグ戦で5試合連続白星から遠ざかっている状況。ゲームの入り方自体は草津が優勢だったが、岡山も小林のミドルがゴールポストを直撃するなどカウンターから鋭い攻撃を繰り出し草津ゴールを脅かした。
前半を0対0で折り返したゲームは、両チームとも決定打を欠いて後半もなかなか均衡が破れない。草津はリズムこそ掴んではいたものの岡山の粘り強い守備を崩すことができず、スコアを記録することがどうしてもできない。68分には右CKにアレックスがヘッドで合わせるがゴールマウスを逸れ、78分、84分には萬代宏樹が決定機を迎えたもののFWの仕事を果たすことができずゲームは延長戦へと進んで行く。
草津が攻めて岡山が耐える。延長戦もゲーム自体の流れは変わらなかった。だが延長前半10分に松下裕樹のFKが左ポストに弾かれ、杉本裕之のシュートがGKに止められると延長後半は気力と体力の勝負になっていく。そして延長後半2分、バイタルエリアでセカンドボールを拾った仙石廉の鮮やかなミドルがサイドネットへ突き刺さった。
仙石は「持った瞬間にシュートコースがみえたので思いきり打った」とプロ初ゴールの味をかみしめた。それに対して草津のボランチ山本啓人は「ボールに対して寄せに行こうとしたが味方とカブってしまい寄せきれなかった」と悔やんだ。延長後半、バイタルに生まれた一瞬の隙がゲームの勝敗を分けた。岡山・影山監督は「すごく泥臭い勝ち方だったがチーム全員でつかんだ勝利なのでプラスαの価値がある」と公式戦6試合ぶりの勝利を評価した。
ホーム開催で2年連続2回戦敗退となった草津は、J1クラブへの挑戦権を得る前に退散を余儀なくされた。副島博志監督は「結果は残念だが、リーグ戦へつながる残る内容だった」と一定の評価を下したが、天皇杯においては敗退だ。草津は2004年のJFL時代にC大阪、横浜FMを倒しベスト8まで進出、「奇跡」を起こした。サポーターは2004年以来の奇跡を待ち望んでいるが、その戦いへと辿り着くことなく今年も敗れた。2回戦敗退という結果よりも、奇跡を起こす雰囲気が最近のチームに漂っていないことのほうが深刻だ。サポーターの信頼を取り戻す場は残りのリーグ戦しかない。
以上
2011.10.09 Reported by 伊藤寿学
J’s GOALニュース
一覧へ【第91回天皇杯 2回戦 草津 vs 岡山】レポート:岡山、粘りの戦いで延長120分間の激闘を制す! 草津は2年連続2回戦敗退(11.10.09)















