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【第91回天皇杯 2回戦 大宮 vs 福岡大】プレビュー:下剋上こそ天皇の華。エース不在で挑む福岡大学がJ1大宮をどこまで苦しめられるか?(11.10.10)

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10月10日(月)第91回天皇杯 2回戦 大宮 vs 福岡大(13:00KICK OFF/熊谷陸)
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★第91回天皇杯特集
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埼玉県熊谷市の熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で行われる天皇杯2回戦は、J1大宮アルディージャが福岡県代表の福岡大学を迎える。10日に行われる試合の中で唯一NHKのテレビ中継が入る。NHKの選ぶ試合は番狂わせが起こりやすいとも言われ、8日に中継された試合ではJFL松本山雅FCがJ2横浜FCを破っている。下剋上こそ天皇杯の華。大宮サポーター以外の多くのサッカーファンがその醍醐味を期待するゲームとも言えるだろう。

福岡大学といえば、U-22日本代表のエースFW永井謙佑をはじめ、坪井慶介、田代有三ら40名を超えるJリーガーを輩出してきた九州の名門。監督の乾真寛は、全日本大学選抜やユニバーシアードの監督経験もある大学サッカー界きっての名将だ。天皇杯出場は2年ぶり26回目。永井が3年時の一昨年の天皇杯では、2回戦でJ2水戸を破り、3回戦でG大阪に敗れたもののアグレッシブな攻撃サッカーを貫いた。

中心になるのはアビスパ福岡の強化指定選手でもあるFW石津大介とDF牟田雄祐。MF長谷慎司も一昨年からのレギュラーだ。その他、DF岸田翔平、MF清武功暉(日本代表・清武弘嗣の弟)ら高い能力を持った選手がそろう。九州大学リーグでは現在2位で鹿屋体育大学と優勝を争っており、ここでJ1を食って勢いを付けたいところだ。

しかし9月半ばに、永井卒業後にエースの座を託された石津が故障で長期離脱を余儀なくされた。天皇杯1回戦のHOYO AC ELAN大分戦で2得点を挙げた絶対的エースの不在は、大宮サポーターから見ても残念。基本フォーメーションの4-3-3は石津を生かすための布陣でもあっただけに、フォーメーション変更まで含め、チームとしてどう石津不在の穴を埋めるのかが注目される。U-22代表の強化合宿で9月に福岡大学と練習試合を行った東慶悟によると、「弟は兄とは違ってストライカータイプ」とのことで、清武弟がその代役に抜擢される可能性もありそうだ。

対する大宮は、前節のリーグ戦・アビスパ福岡戦を発熱のため欠場した東が復帰し、ベストメンバーで迎え撃つ。
アビスパ戦では前線からのプレッシャーとハードワークに苦しみ、前半を0-0で終え、後半開始早々にセットプレーで失点すると、カウンターで追加点を許して0-2の完敗を喫している。福岡大学にとっては、アビスパが格好の手本を示してくれた。アマチュアがプロを相手にする以上、技術で圧倒することは難しいわけだから、体力ベースの泥臭い戦いに持ち込みたい。
ただ、それは大宮も十分に承知している。8日に行われた練習の紅白戦ではBチームを4-3-3に並べ、前から激しくプレスをかけさせた。そのプレスをくぐってボールを動かし、ロストしても素早い切り替えで逆に高い位置からプレッシャーをかける。「大学生は『Jを食ってやろう』と目の色を変えてくるし、そういう相手と戦うことの難しさも承知している。我々はその勢いを受けることなく、自分たちのゲームをやるだけ」と、鈴木淳監督も気を引き締める。

しかし鈴木監督も認めるように、「自分たちのサッカーをやるというのは簡単なことのようで難しい」のも事実。サッカーだから、相手があり、それぞれコンディションがありモチベーションも違い、戦術的な相性があったり、同じチームの中でもそれぞれ考えることが違ったり、それらの要素が勝負というプレッシャーの中で絡まりあい、どう転んで、結果がどう出るかというのは、ある意味博打のようなものだ。だからサッカーは面白く、ジャイアントキリングが起こりやすいゆえんでもある。大宮担当記者としてはあまり面白くしてほしくはないが、せっかくテレビ中継が入るわけだから、福岡大学にも見せ場はあってほしいと思うが、さてどうなるか。

以上

2011.10.09 Reported by 芥川和久
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