10月10日(月) 第91回天皇杯 2回戦
大分 1 - 0 徳島 (13:00/大銀ド/3,308人)
得点者:2' 作田 裕次(大分)
★第91回天皇杯特集
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試合序盤の両者の出方を見る限り、ホームチームが試合の主導権を掌握するのは容易いように感じた。
「しっかりメンバーを組んで戦った」(美濃部直彦監督)徳島は、前節とほぼ変わらない布陣で臨んだが、勝利に懸ける闘志と執念が感じられず、90分通してアグレッシブなプレーは見られなかった。リーグ戦が佳境に入り、昇格争いを演じているチームは、気持ちの部分で乗れなかったようだ。
調子の上がらないアウェイチームを尻目に、両ウィングバックが積極的に攻撃に参加する大分は1分、敵陣でショートパスを繋ぎ、スペースに抜けた森島康仁が決定機を迎える。シュートはGK榎本達也に弾かれたがCKを得ると、そのチャンスに作田裕次が、頭で合わせた。「モリシ(森島)から自分が(相手を)引き出すのでいけと言われた。先制点が大事だと思っていたし、気持ちで飛び込んだ」と、約2カ月ぶりの先発出場のチャンスをつかんだDFが先制点を奪った。幸先良く先制した大分は、その後も試合を優位に進める。攻撃ではサイドチェンジを繰り返しながら、丹念にチャンスを窺っていく。守備では前から積極的にボールを追いかけ、球際で身体をはった。「選手はよく走った。バテる選手もいたが、ウチらしく全員で守って、全員で攻めることができた」(田坂和昭監督)と、狙い通りのサッカーを展開した。
ハーフタイムを挟んでも試合展開は前半と変わらなかったが、徳島がじわりじわりと中盤で優位性を高めて、落ち着きを取り戻していく。ただ、「ある程度ビルドアップでき、ボールも動いたが、最後の3分の1での精度が上がらなかった」(美濃部監督)。淡々と一定のリズムで戦い、ゴールに近づくことなくタイムアップ。あっけなく大分にJ1の川崎Fへの挑戦権を譲ってしまった。
「もうリーグ戦しかなくなったので集中したい。(リーグ戦は)混戦なんでチャンスはまだまだあるし、四国からJ1のチームを出したい。その気持ちはチーム全員がもっているし、今季はそれを目標にずっと戦っている。なんとか達成したい」と、大分でJ1昇格を経験した三木隆司の言葉が示すように、全選手の気持ちはリーグ戦に向かっていた。
一方の大分は、全員守備・全員攻撃で危なげなく3回戦に駒を進めた。後半も決定機を幾度と演出したが、追加点を奪えなかったのは反省材料。ただ、この日選ばれたメンバーの平均年齢が22.7歳と若いチームは、一戦一戦全力で戦うことで成長を遂げている。
以上
2011.10.11 Reported by 柚野真也
J’s GOALニュース
一覧へ【第91回天皇杯 2回戦 大分 vs 徳島】レポート:攻守で盤石の展開を見せた大分が3回戦に進出。徳島は最後まで“らしさ”を発揮できず敗戦。(11.10.11)















