10月16日(日) 2011 J1リーグ戦 第29節
柏 1 - 0 山形 (14:04/柏/10,361人)
得点者:33' ジョルジワグネル(柏)
スカパー!再放送 Ch181 10/18(火)深00:00〜
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●小林伸二監督(山形):
「入りもよかったし、全体的に前半は良かったと思います。コーナーキックからのPKがもったいなかったというのがひとつ。もうひとつは0−1でどうやって点を取るかというところにいくと、意図的に遅攻じゃないんですけど、持つ選手のタイミングが遅かったりして攻撃が遅くなっているのがボランチのところである。前半ボランチから展開が広いというのと、もう少しサイドハーフが入るんじゃなくて広がった攻撃があれば速い攻撃、もしくは下がった時に押し込んだような攻撃ができると思うんですけど、手数が多くて下がってしまった相手を破らなくちゃいけないというところに難しさがありました。そういう中で点が取れるといいんですけど、現状として先行されるとなかなか難しいような状況だと思います。入りも良かったし、30分ぐらいまではラインを落としてまでも良い攻撃をしてくれたんで、点を取られた後でも回すのか、速くか、そこの判断ができればいいなと思いました」
Q:今の状況ですと0−0ではいけないわけですから、どこかで攻めなければいけないと思いますが、それは0−0の状況と0−1の状況では違うものなのでしょうか。
「まず点を取られるということから始めてないんで、ひとつはアウェイだということ。このゲームは勝つとレイソルは1位に行く。もうひとつは自分たちのスタイルのことを考えた時に、どういう戦いをした方がいいかというところでいくと、別に失点までの入りと展開は良かったと思います。決して悪くないと思います。2つの考えがうまく伝わって選手はやってくれたと思います。ただ点を取られた後にということと、今度少しスタイルが下がった相手をどう破っていくかというと、ある程度アタッキングエリアまでは持っていけるんですけど、そこからの精度というところになってくると思います。クロスの精度だったり、コントロールが持ち出せたり、ターンだったり、その局面で準備しているのにパススピードが緩かったらターンできないし、前にスペースがあれば速いボールを出して持ち出せる、そういうところのちょっとしたことが繋がっていかないと破れないと思います。そこは残念ながら、どうかしなくちゃいけないんだけど、その細かいところがちょっと難しかったなと。後半もある程度のところまで持っていくんですけど、クロスに工夫がなかったのは残念だったと思います。もう少し前に持ち出せたり、クロスをゴロにしたり、ちょっと引っ掛けて落としたりというものを考えてやっているかというよりは、そこに蹴っている。一生懸命なんだけど、そこが出たかなと。そういうことを経験した中で工夫していくのは学ばなくちゃいけないし、今日学びました。0−0でということと、リアクションでどうこうということはなくて、そういう3つの要素を考えると、そういう今の形の方が、天皇杯も準備してきたんで、それはそれでしっくりしたと思う。ただ、ボランチが下がった時、ボランチ経由のところが少し戸惑ったんで、ボランチからシンプルにサイドだったり、うまくボランチを使って、食いついたらくさびを入れてというのができるともう少し違うのかなと思います。今回佐藤も戻ってきたんで、久しぶりに佐藤と船山がボランチで組んでいます。個人的に2人ともやってくれたと思うんです。それをもっと速く効率的に前に運ぶというのを今後のゲームでやってくれれば、もっと違ってくるなと感じます」
Q:今日は足がつっている選手がいましたが、暑さはどのような感じだったのか。また、次節ガンバと対戦しますが、どのように修正していきますか。
「まず小林が(負傷で)退場しました。あの後なんです、山田、伊東が足をつったのが。そこでカードを1枚切って、何人かの後、攻撃をするかどうかっていう時に、山田が一番積極的な部分と、ステイした時にちょっと絡みが難しいということで、前の選手を代えたいんですけど山田を代えました。中野に代えて、太田が前に出られない分、サイドでキープはできるんで、そこを使って中野に上がらせるというのが最後の狙いでした。気候的には、今日は29度から30度あって、思ったよりも汗が出たと思います。それはわかっているんで水を飲めということと、積極的にやった部分とコントロールというか、スピードアップして上がるべきなのか、ステイなのかというのも少し必要だったのかもしれませんね。
あと、ガンバとのゲームについては、失点のところまでは決して悪くないので、もう少し攻撃をシンプルにシュートを撃ったりクロスを上げたり、一定のところまで持ち込むんですけど、シュートがなくクロスを失敗したというのが多いので、サイドチェンジを使ってシンプルに破るとか、スピードある攻撃をもう少ししていきたいと思います」
Q:相手の最終ラインのボール回しにどう守備をするのかというところで、結構引いて様子をみる形だったと思います。かわされないけど時間を使われるという兼ね合いはどのように考えていたのでしょうか。
「点を取られると当然レイソルは前に引き出そうとするだろうし、バックラインでボールを回しながらうちの選手をどう出していくかというのがあったと思います。それと、北嶋を使ったのがスペースを使うよりもくさびを受けられる選手を使ったというところで、そういうところはあったと思います。PKの前まではうまくボランチを消して、トップのプレスがかかってサイドへ、スペースがない状態なので、そんなに2トップに動きがあったわけじゃないと思うんです。それもうまくいっていたと思うんですけど、取られた時に当然うちのラインをどう出していくのかという時に、ビルディングアップを後ろでやるという方法になりますよね。それをどこまで押し込んだり、どこまで戻ったりという駆け引きはあると思います。最終的に点は取れませんでしたけど、後半もある程度のところまで持っていけているので、あれをシンプルに破っていく。それとその先のクロスがもっと良いボールが入れば怖かったと思います」
以上













