10月22日(土) 2011 J1リーグ戦 第30節
横浜FM 1 - 2 浦和 (14:04/日産ス/27,527人)
得点者:4' 大黒将志(横浜FM)、50' 原口元気(浦和)、61' 梅崎司(浦和)
スカパー!再放送 Ch181 10/25(火)後09:00〜
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浦和レッズGK加藤順大が相手のロビングボールをキャッチ。その瞬間、終了を告げる審判の笛が響き、“赤い歓喜”が爆発した。まるで優勝が決まったあとのチームのように。
横浜F・マリノスの24本のFKに耐え抜いた加藤は、「無意識に」堀孝史新監督のもとへダッシュし、ガッチリ抱擁。決勝点を挙げた原口元気は、感極まって人目もはばからず、涙を流した。リーグ戦で6戦ぶりの得点、9戦ぶりの白星。苦しんだ期間が長かった分、“激しく”喜んだ。
ただ、試合を振り返ると、浦和の新指揮官の船出は、雲行きが怪しかった。4分に横浜FMに先制点を許したからである。栗原勇蔵がエスクデロ セルヒオのドリブル突破をスライディングで根こそぎカット。そこから左に展開し、渡邉千真が強引にシュートを打ち、こぼれ球を大黒将志がボレー。一度はDFにブロックされたが、そのリバウンドを大黒が蹴り込み、ネットを揺らした。
25分ぐらいまでは横浜FMペース。連動した守備からサイドを使い、何本かクロスを上げるなど、押し気味だった。しかし、原口のワンプレーを境に、浦和が盛り返す。26分、山田直輝からパスを受けた原口は、左右へのクイックな切り返しで、栗原を翻弄してシュート。ボールはクロスバーを叩いた。33分には、左DF宇賀神友弥が、カーブをかけた技ありシュートでゴールを強襲するなど、徐々に浦和が攻勢に。
逆に横浜FMは浦和の個人技を、より警戒。無理に飛び込まず、陣形全体を下げて、上手くリトリートしていた。しかしながら、受け身に回ってしまったことで、浦和にリズムをつくられたように思う。
50分に浦和の同点弾が生まれた。小林祐三と山田直が競った際に審判の笛が鳴る。際どい判定であったが、倒れ込んだ山田直がPK獲得。それを自ら蹴り、GK飯倉大樹に阻まれたが、原口がプッシュした。
逆転弾は61分。梅崎司がパンチのある低空ミドル砲で、ネット右隅を射抜いてみせた。その際、横浜FMの守備は、小椋祥平と中澤佑二が対応。ただ、中澤がエスクデロの走りに引っ張られたことで、一瞬シュートコースが空く。小椋は梅崎のドリブルを気にしていたのか、少し引いていたので、シュートへの対応がやや遅れてしまう。だが、この得点はわずかにできた“間”を生かした梅崎を褒めるべきだろう。
残り時間は約30分。横浜FMに追いつく時間は、ある程度残されていた。しかしながら、浦和の両サイドハーフも引いた守備ブロックを崩せない。また、ドリブル突破を図るなど、強気の姿勢も見られず、セーフティなボールキープに終始。バックパスも多く見られた。
そこで、指揮官はキム クナンらを投入。終盤にはDF栗原も前線に残り、パワープレーを敢行。だが、浦和の分厚い城壁の前に沈黙したのだ。
結果、横浜FMのJ公式戦は7戦連続未勝利(5敗2分)。「『切り換える』といっても、なかなか切り換えられない」。飯倉は気持ちを吐露した。ただ、彼はすぐにこう付け加えた。「でも修正しないと、ここまで頑張った意味がなくなってしまう」。残り4節。泥沼から這い上がり、今季の集大成を見せなければいけない。
以上
2011.10.23 Reported by 小林智明(インサイド)
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