スカパー!生中継 Ch182 後06:50〜
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今節の愛媛は、10月19日に大銀ドームで対戦したばかりの大分をニンスタに迎える。その時は、3−5−2にシステムを変えてスタートした愛媛が先制したものの三平和司、森島康仁にゴールを奪われて逆転で敗れている。その後、愛媛は岡山と引き分け、前節は水戸に敗れて8試合勝利から遠ざかっている状況。前々節は京都に敗れたが、前節はF東京を下して意気が揚がる大分とは好対照のチーム状況だろう。昨季の愛媛はシーズン中盤に勝てない時期が訪れたが、現在はその時の9戦未勝利に迫る状況まで落ち込んでしまった。
さすがにこの状況にはまってしまった今、何より愛媛の選手たちが立て直さなければならないのはメンタルの部分。「戦術やフィジカルと共に、精神的な部分も選手のクオリティの一部」とその問題について触れたバルバリッチ監督。続けて「人間の器官に例えると、脳が機能していても肺がダメになってしまえば全部ダメになってしまうようなもの」と表現したが、どれだけ技術があっても、戦術を知っていたとしてもそれを体現するだけの気持ちがなければ今の状況は変らないだろう。
ただ、サッカーの難しいところはそれが個人の問題にとどまらず、チームとして解決しなければならないというところ。部分的な集団の気持ちが先走っても、決してそれはチームとしての力に変えることができない。前節の水戸戦では、先制点を奪いたいがために、前に、前に、というメッセージが前線の選手から発せられる一方で、それは必ずしも後ろの選手には伝わってはいなかった。「大分戦のシステムが決まった段階で、話したいことは話すつもりだし、意識を統一させることが大事」と池田昇平は語っているが、まずはそこがスタートになる。
その上で「今季はアウェイの方が、しっかりと守備から入ることができている」とバルバリッチ監督は指摘するが、やはりこういう時こそゲームの序盤はどこで、どうやってボールを奪い、攻撃に転じるかピッチの上でコミュニケーションを図りたい。大分の前線がそれほど前からプレッシャーをかけてくるタイプではないだけに、攻め急ぎすぎず、まずは守備とポゼッションからリズムを作れるか。逆に大分からしてみれば、早い時間に愛媛の隙を突いて得点を奪うことができれば一気に勝利が近づくはずだ。前回の対戦のように、浅い位置からの早めのクロスで森島の高さや前田俊介の勝負強さを生かすことも一つの手段。先制点を奪うことができれば、愛媛の焦りを誘って勝機も拡大するだろう。
だからこそ、愛媛がやってはならないことは先に失点をすること。今の状況で先に失点をすれば、悪い流れを断ち切ることは難しい。「水戸戦でも4−4−2にしてからよくなった。勝てばまだ8位以内も現実的に狙えると思っている。形がどうこうというよりも、勝てない悪循環を断ち切ることが大事」と闘志をむき出しにしている齋藤学ら、トンネルに入る前と同じ強い気持ちを持ち続けている選手も少なくない。今節は、それをチーム全体に波及させること。今こそ、チーム一丸となってこの苦境を脱することが肝心だ。そのためには先輩も後輩もないし、期限付き移籍で在籍していようがなんだろうが関係ない。互いの考えと気持ちをぶつけ合い、戦う集団になって日曜のピッチに立つことこそが、今の愛媛が勝つために欠かせない要素だ。
以上
2011.10.29 Reported by 近藤義博













