11月13日(日) 2011 J2リーグ戦 第35節
富山 0 - 2 岡山 (16:04/富山/2,889人)
得点者:51' 金民均(岡山)、90'+3 岸田裕樹(岡山)
スカパー!再放送 Ch180 11/14(月)後05:00〜
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岡山が快勝して一気に順位を3つ上げて14位に浮上した。周到なゲームプランと流れを読んだ選手交代がともに奏功し、相手に持ち味を発揮させなかった。富山は目標の13位を達成するために必勝を期していたが敗れて17位に後退した。
立ち上がりは富山ペースだった。高い位置からのプレスが効いて、何度も敵陣でボールを奪った。しかし、クロスやラストパスの精度を欠いてシュートまで持ち込むことができなかった。前半のシュートは3本だけ。最も惜しかったのは同23分、左サイドからのFKをMF舩津徹也が収めてMF朝日大輔がミドルで狙ったがGKに阻まれた。
ボールは奪えてパスもつながるが途中でミスが出てしまう。その度に歓声がため息に変わった。縦にスピーディーにゴールに迫る富山らしい攻撃を繰り出すことができず、「サイドを使い、ゴールを意識し、相手の最終ラインと勝負するというチームのコンセプトからするともの足りなかった」と安間貴義監督は振り返った。
これは岡山が望んでいた展開に近いものだった。約3週前の前回対戦を踏まえ、影山雅永監督は「富山はダイレクトプレーに近いかたちでゴール前にボールを送るのが特長。その精度を鈍らせ、はね返したこぼれ球を拾えるかどうかが勝負のポイント」と考えた。相手DFをはじめパスの出どころへのプレッシャーを強めると同時に、自らのラインは低めに設定してFW苔口卓也がボールを受けに走り込むスペースを消した。
攻めに手数がかかった富山のミスを誘い、カウンターを仕掛ける機会が増えていった。前半20分、DFのパスミスから切り返し、MF澤口雅彦がGK正面に強烈なシュートを放つ。同37分にMF妹尾隆佑、アディショナルタイムにはMF田所諒のシュートでゴールを脅かした。
そして後半6分に先制点を奪った。中盤のハイボールを競りにいった富山DF池端陽介の裏、右サイドのスペースを見逃さずに妹尾が走り込み、中央のFW久木田紳吾へきっちりとスルーパスを通す。シュートはDFにブロックされたが、こぼれ球を久木田自らが拾い直してセンタリングし、MF金民均がファーサイドから左足で決めた。
リードされた富山にもまだ挽回の可能性は十分に残されていた。終盤に攻勢をかけるパターンが最近の好成績につながっており、切り札のFW平野甲斐をいつもより早めの同15分に投入して同点、逆転を狙った。同24分、MFソ・ヨンドクのクロスを平野が落とし、MF大西容平が飛び込む。同27分にはアーリークロスをMF関原凌河が落としてソが詰めるなど立て続けに決定機を作った。この時間帯に得点できていたならば、力づくで苦しい流れを変えることができたかもしれない。
岡山は影山監督が動き、同28分にFW岸田裕樹を投入することで富山の猛攻に対処した。岸田はスピードを生かしてクリアボールを攻撃機会に転じる役目をまっとうした。終了までの20分足らずで両チーム最多の5本のシュートを放ち、最後はアディショナルタイムにCKからのこぼれ球を蹴り込んで勝負を決めた。
16日には天皇杯3回戦があり、岡山はC大阪、富山は鹿島に挑む。今回、痛恨の敗北を喫した富山の安間監督は「『走る』『熱を込めてプレーする』『攻守を素早く切り替える』といった原点に立ち戻り、とことんしつこく戦いたい」と話した。
以上
2011.11.14 Reported by 赤壁逸朗













