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【J2:第36節 岡山 vs 京都】プレビュー:守備の連動、ボールの運び方で少しずつ成長を続けてきた岡山が、約半年ぶりに、6連勝中の京都に挑む。(11.11.20)

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11月20日(日)J2 第36節 岡山 vs 京都(13:00KICK OFF/カンスタチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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「何よりも、あとはもう気合いでしょう。守備の連動、攻撃のやり方はある程度ついてきたから」。これは11月18日の岡山・影山雅永監督の言葉だ。残り3試合は、今シーズンの集大成だ。ファンにとって、この京都戦は11年ファジアーノ岡山の総力を観ることが出来る、貴重すぎる残り3分の1だ。

前回の対戦は、東日本大震災による中断期間を経てリーグ戦が再開した4月24日。京都FW・中村充孝、久保裕也に決められ、岡山FW・白谷建人が1点を返したこのゲームから半年以上が過ぎた。その後、京都は予想以上にJ2のチームに苦戦を強いられた。しかし苦しみながらも、大木イズムの浸透する、また10代FWが躍動する「1年目の」チームを形作ってきた。京都は現在6連勝中。今週水曜、NDスタで行われた天皇杯3回戦・山形戦では、19歳FW・宮吉拓実がハットトリックを決めて、3−2で山形を下している。

岡山は、今週水曜、天皇杯3回戦でC大阪に挑み、0−3で敗れた。監督と選手の言葉でこのゲームの一部を振り返りたい。「何も知らない人が0−3というスコアだけ見たら、それぐらいの差だろうなと思われるだろうけど、それは悔しい。ボールを奪う迫力、ゴールに出て行く迫力、シュートの正確さなど、確かにセレッソが上回っていた部分は多い。でも岡山もしっかりした技術でボールを動かしてゴールチャンスを作ったところはある。この精度を上げていくしかない」とボランチ・仙石廉。「前半はセレッソの選手同士の距離感が近かったので、守備がしやすかった。でも後半、村田和哉選手がワイドに飛び出すようになり、ついていくために走る距離も長くなってしまった。そういう変化への対応も課題」と話す。

影山監督は、「終わってみれば0−3だったが、組織的ディフェンスで自信を得たこと、ボールをしっかり動かして、そこからゴール前まではチャンスを作れるという自信を得たと思う。このタイミングでセレッソと戦ったことは、プラスに働くと思う」と話す。

京都は、10月16日の徳島戦の後半から4バックに変更し、その次の札幌戦から6連勝中だ。修正された「ゴールに向かって動き出せる」形は、テクニックとアイデアのある工藤浩平、中山博貴、チョン ウヨン、中村充孝という中盤の構成力をベースに、2トップのドゥトラ、宮吉拓実の流動性、さらに酒井隆介、福村貴幸の両サイドバックの攻撃参加によって生まれている。

「選手同士の距離を近くしてボールを動かすというやり方は、3−3−3−1の時と同じ。サイドでボールを取る、運ぶという点で、戦い方のコンセプトの対決となるかもしれないが、悪いことではないと思っている」と影山監督。京都は山形遠征から中3日で再びアウェイゲーム、しかも前日からの雨もあり、コンディション的に有利なのは岡山だ。

このゲームが気合いのぶつかり合いとなれば、個人的な気合いを最後に紹介させてほしい。「関西のチームには負けたくないんです、ユースの時からずっと戦ってきてるんで。今年の僕はちょっとだけですが、びびらず仕掛けていけるようになったかなと思うので、しっかり気持ちを作って、出られたら思いきり走りたい」。17日に19歳になったばかりの石原崇兆は、「セレッソ戦で同い年の杉本健勇選手に点を取られて、イラッと来たんで(笑)、(向こう、俺のこと知らないと思うんですけど)、逆に京都戦では…(イラッとさせたいですね)」と、リップサービスも披露するほどにコンディションがいい。

以上


2011.11.19 Reported by 尾原千明
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