11月20日（日） 2011 J1リーグ戦 第32節
清水 1 - 2 柏　（13:05／アウスタ／19,584人）
得点者：43' ボスナー（清水）、62' 工藤壮人（柏）、85' レアンドロドミンゲス（柏）
スカパー！再放送 Ch183 11/21（月）前05:00〜
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●ネルシーニョ監督（柏）：

「試合前から非常に難しいゲームになり、勝つのが困難な戦いになると思って臨みました。前半はとくに中盤のポジショニングで、相手のボランチ（ヨン ア ピン）をフリーにさせてしまっていた。向こうのセンターバックやサイドバックからのパスを受けさせ、さばかせて流れを作らせてしまった。当初からFWの1枚を落として、彼をケアさせるような戦術でやっていたが、どうもうまくいっていなかった。初めは工藤にその役目をやらせていたが、工藤と左サイドのジョルジを入れ替えて、ジョルジをほぼマンツーマン気味に向こうのボランチに当てました。試合の流れを見ながら、ハーフタイムで私の中でも考えをまとめて、あそこは澤が適任だという判断で、澤をコンバートして使いました。栗澤の交代は、彼は非常に効いているボランチで、彼をイエローカード2枚で失ってしまうことは非常に危険なので、茨田を投入しました。茨田はボランチとして守備もできますし、パスもつなげる良い選手なので、しっかりと役割をこなしてくれると考えました。
後半は、その交代も効いて、投入した選手がしっかり意図をくんで、チームとして攻撃に出て、守備のところも安定して、勝ちに値するゲームができたと思います」

Q：後半、田中選手を投入しようとしたところで、工藤選手がゴールを決めましたが、あの時、監督が何か感じたことはありますか？
「交代というのは、つねにチームを良くするためにやることだと思っていますが、あの時間帯までの工藤は、本当にいつも通りハードに戦うプレーを見せてくれていました。ただ、ゴールチャンスというものを多く作れない状態が続いていたし、そこで交代として考えていた田中順也はリーグでも天皇杯でも得点を取れるFWであり、15点近くを取っているし、チームの得点王として20分から25分はプレーさせたかった。そのタイミングでのゴールで、チームとしても工藤としてもグッと盛り上がる瞬間だったので、（交代を遅らせて）もう少し様子を見ることにしました」

Q：FWの間で激しい競争があることは、手応えを感じていますか？
「FWだけでなく、全員が非常にモチベーション高く争っています。レギュラーは11人ではないし、彼らもそれは十分わかっている。今のレイソルの中で、自分がどれだけ戦えるのかを見せるために、日々彼らはよく戦ってくれていると思います」

Q：相手の3トップの両サイドがサイドの深いところにいて、いつもの柏がやっているように、サイドバックが攻撃に参加して選択肢を作ることができなかったと思いますが、そのことに関しては？
「先ほども言ったマークのポジショニングの問題が整理されていなかったことが、最大の要因だったと思います。われわれは守備の最後のところで奪うことができていたが、いつもできていた守備からカウンターに移るところの整理された守備の仕方、オーガナイズができていなかったので、前半の最大の要因はそこだったと思っています」

Q：昨日名古屋が勝って、柏にはプレッシャーがかかる試合だったと思いますが、残り2試合で勝点3差ということに対して、今の心境は？
「われわれは自分の置かれている立場、状況を自覚しながらリーグを進めています。アドバンテージがあることもわかっているし、その大きさ、重要性というのも十分にわかっています。名古屋やG大阪が勝ってもそうでなくても、われわれには影響しません。とにかくわれわれは自分たちがやることをしっかりとこなしていけばタイトルに手が届くという気持ちで、1試合1試合進んでいきたいと思っています」

Q：酒井選手がU-22日本代表招集で抜けていますが、増嶋選手にはどんなことを期待していましたか？
「酒井の貢献度や存在が大きいということを隠すつもりはありませんが、マスは酒井とは違う特徴を生かしながら、本当に今日の勝利のために大きな仕事をしてくれました。セレッソ戦（11/26＠柏）も酒井はいませんが、今日と同じような仕事を期待しています」

以上