横浜FCは11月27日に行われる第37節の京都戦が、今季のホームゲーム最終戦になります。11月25日の練習の終了後には、このホーム最終戦の抽選会の賞品となるグッズに、選手が心を込めたサインをしていました。このゲームでは、現在在籍している選手全員のサインが入ったユニフォームやサッカーボールなど、今季戦った証となる貴重なグッズが賞品となっていますので、是非スタジアムに足を運んでいただければと思います。
こういうグッズへのサインを行う光景を見ると、今季ももう終了に向けて準備が始まってしまったと、感傷的な気分になります。昇格争いをしていれば、それとは別の緊張感もあるのですが、今季はそれに加われることもなかっただけに、残念な気持ちと合わさってしまうのは仕方がありません。
そして同じ日に、契約満了にともない契約を更新しない2選手が発表されました。右サイドバックとして精力的に動き回るだけでなく、ピッチの上で常に声をかけ続け、岸野サッカーの肝である助け合う動きの中心であった柳沢将之選手、そして、シーズン途中で加入し、魔法の片鱗を見せてくれたフランサ選手。ともに、今季の横浜FCの苦しみを分かち合い、なんとか浮上させようと奮闘したベテラン2人です。このような別れは毎年のこととは言え、とてもつらいものですが、新天地での活躍を祈りたいと思います。横浜FCにとって、契約を更新しない選手が非常に少ないことはレアケースです。これは、これまで継続して積み上げることが少なかった横浜FCとしての反省から継続性を保つこと、その上で今季の反省を生かして来季での目標達成につなげたいというクラブの意思の表れだと思います。
継続ということでは、岸野靖之監督の監督としての続投と、GMとしての辞任も発表されました。岸野監督は、こう語ります。
「GMを辞めることは、今季の成績に関するケジメの1つ。そして、監督を続けることについては、とても悩んだが、一度横浜FCは僕のことを信用してもらった中で、横浜FCを強くすることを投げることはできなかった。これからも、編成や強化についてクラブと考えを合わせて、考えを出し合うのは一緒。その考えが合っていないと、横浜FCは良くならない。今年1年で、強くなるチームとして必要なこと、足りないことはわかった。反省点は、選手の見極め、編成、人数が足りないことでの競争原理が足りなかったこと。ただ、強くなるチームになるために必要なことは始まっている。今年、サポーターやいろんな人に寂しい思いをさせてしまった。必ずサポーターには恩返しをして、笑顔になれるクラブにしたい」。
来年は、岸野監督も勝負の年になります。横浜FCとしては、設立以来初めて3年目を務める監督ともなります。その戦いはすでに始まっています。11月27日のホーム最終戦は、そのスタートでもあります。
以上
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2011.11.26 Reported by 松尾真一郎
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