本日、来季から就任するジュビロ磐田・森下仁志監督の下で初めての練習が行われました。練習後のコメントは以下のとおりです。
★森下仁志監督就任について

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Q：初日のトレーニングを終えた心境は？
「まだ（来季の）方向性が決まっていない選手もいますし、そうした中で練習にこういったテンションで参加してくれたということはやらせてもらう方としてはありがたいこと。やはりトレーニングをやってよかったと思います」

Q：大きな声で指示を出されていましたが？
「僕がしゃべらないのが一番かもしれませんが、やはり集中力を高めるのが一番ですし、やはりそうなればケガもしなくなると思います。そういう狙いはあります。時間が経つにつれて、だんだん僕がしゃべらなくてもいいようになっていけばうれしいですね」

Q：長時間の練習となりましたが？
（※この日の練習時間はクールダウンを含めおよそ2時間30分）
「基本的にはあまり時計を見ませんが、今日はまだ（時計を）見ている方だったと思います。（トレーニングの）強度というのはやはり量をやればいいというものではありませんし、僕が様々な材料を与えることで、考えて集中させることが一番強度が上がると思います。そういうことが質を上げていくことにつながると思います」

Q：磐田の新監督としてオフォーを受けた時の心境は？
「指導者としてここで育てていただきましたし、自分の名前を上げてもらったということは幸せなことです。ただ、そこで『はい、やらせてもらいます』と言える簡単な立場ではありませんし、それを引き受けた時点で（トップチームの監督就任が）初めてだろうが、39歳だろうが、僕の人生はチームと共にというか、選手と共にというか、やはり僕の人生だけではなくなってきます。そういった意味で責任があります。選手には家族がいますし、僕もそうですが背負うものがたくさんあります。ただ、かと言ってそんなに時間があるわけではありませんから、やはり逆に経験がない部分を生かしてというか、僕が勇敢に１年間やらせてもらえればと思います。そういう決意というか、そういうふうに思いました」

Q：うれしいという思いもありましたか？
「うれしいというか、もうそういう立場ではありません。やはり監督というのは責任がありますし、応援してくれる人もいます。これで逃げるというのは、選手にも言っていることですが、僕のスタイルではありません。そこは勇気を持って勇敢にチャレンジしたいと思っていました。戦っている選手もいるわけですし、もちろん契約の中で選手も緊張感を持ってやっています。そういう選手と一緒にやらせてもらえることはすごくありがたいことですし、そこは勇気をもって決断させてもらいました」

Q：目指していくサッカーは？
「基本的には様々なチームの原則を選手に伝えますが、サポーターの方々にひとことで伝えるとすれば『全力で戦う』ということです。そういった姿勢で謙虚にサッカーをして、感謝する気持ちを持ったチームになればと思います」

Q：1年間で選手に伝えていきたいこと、強調していきたいことは？
「やはり常に感謝の気持ちを持つことです。この場所に立てるということはもちろん選手たちが努力して勝ち取ったものだと思いますが、その場所を選手たちが大事にできるように。そのためには様々な人のために努力し、毎日謙虚にグラウンドに立つ。全力でサッカーに挑むというスタイルは選手一人一人が持っている。そうでないと、いくらテクニック・戦術があってもプロの世界ですから負けると思いますし、そういった“底辺”の部分を徹底してやっていきたいと思います。
（戦術面で）具体的なことはなかなか外には言えませんが、僕の頭の中にはあります。やはりタレントがたくさんいるので、僕は毎日ハードワークさせることが仕事だと思っています。一人でも多くのタレントを生かし、選手の特長を生かせるようにできればと思います」

Q：具体的な数値目標は？
「契約はあってないようなものだと思っていますし、負けていい試合はありません。練習試合を含めて全て勝ちにいくという姿勢です。クラブとして順位設定があると思いますが、僕は毎日の練習から全て勝ちにいくという姿勢でやりたいと思っています」

以上

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