関東地方が豪雪に見舞われた2月29日の朝。各クラブの練習中止が相次ぐ中で、FC町田ゼルビアは「雪中トレーニング」を決行した。
筆者は「中止もあるかな」という予感を抱きつつ、開幕を4日後に控えたゼルビアの練習場へ足を運んだ。小田急線の鶴川駅を降りると、雪が都内より激しい。1時間も早く家を出たのに、電車、バスの遅れによる影響で、到着がいつもの時間となってしまった。南国・鹿児島育ちの柳崎祥兵選手も「東京に来て8年経つけど、こんな雪は初めて」という積もり具合である。
そんな天候でも定刻の10時に監督、選手は勢揃いしていた。昨日は約20名が訪れていたサポーターも今日はゼロ。取材陣は私1人という寂しい小野路グラウンドである。しかし選手は元気いっぱい。ジョギング、ウォーミングアップといつも以上のハイテンションだ。
アルディレス監督はゲーム形式の練習を好む指揮官。始動直後の1月24日には、雪の上でミニゲームを決行したほどだ。今日の小野路グラウンドは積雪が10cmを超え、練習が始まっても雪は強さを増すばかり。「ゲーム・マニア」アルディレス監督も、打つ手なしと思われた。
しかし選手たちはアップを終えるとゴールマウスをハーフライン付近に運び、ビブス装着。アルディレス監督のルール説明を受け、4分の1サイズのコートで「11人制ハンドボール」を始めた。ボールを手で動かしつつ、「フィニッシュはヘディング」というルール。守備側がボールを持つ選手に触るか攻撃側がボールを落としたら相手ボールになる、というシンプルなゲームだ。ボールが地面に付かないなら、雪の影響は最小限である。選手は白い息を吐きながら、このゲームを1時間続けた。
町田の「しぶとさ」を垣間見た雪中トレーニングだった。世界8カ国で指揮を執ったアルディレス監督、4カ国でプレーした戸田和幸選手と、経験値ならゼルビアはJ1に負けない。そして「早朝の新聞配達を3年続けた」柳崎祥兵や「サッカーと学業(大学、大学院)を両立させた」津田和樹選手に代表されるゼルビア育ちの苦労人もいる。これくらいの気象条件でくじけるチームではない。
町田の逞しき男たちは、3月4日の愛媛戦でも、今日の雪のように輝く「白星」を手に入れてくれることだろう。
以上
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一覧へ【J2日記】町田:雪(12.02.29)
雪の中でゴールマウスを移動させる町田の選手たち
降雪の中でランニング。足をとられて思わず転ぶ選手も
「ハンドボール」に励む選手たち。ボールが雪にまぎれてよく見えない!
アルディレス監督、荒川友康コーチ(と思われる人影)
「罰ゲーム」のヘッドスライディングもどこか楽しげだ
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