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【J1:第5節 新潟 vs 横浜FM】レポート:リーグ戦未勝利同士の一戦は、ともに不完全燃焼の内容でスコアレスドロー。(12.04.08)

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気温3度。冷たい空気の中にときおり雪が混じる。そんな中、どちらもリーグ戦開幕から未勝の新潟と横浜FMの執念がぶつかり合った。結果は痛み分けに終わった。

勝点3を奪えなかった要因は一致していた。新潟・黒崎久志監督は「攻撃ではシュートまでもっていく精度や、連係をもっと向上させなければならない」。横浜FM・樋口靖洋は「点が取れないと勝てない」。放ったシュートは新潟が5本、横浜FMは7本。両監督はストレートに攻撃力不足を挙げた。

「全体的にセーフティーにやりすぎた」。新潟の本間勲は言う。後半に入るとロングボールを前線に放り込む場面が増えた。だが、そこでボールをキープできずに、逆に押し込まれる。横浜FMに11回のコーナーキックを与えた。「長いボールは、自分たちのゴールからボールを遠ざけられるが、リスクを背負って仕掛けていかないと」(本間)。アグレッシブを欠いた攻撃は迫力を欠く。ゴール前にたどり着くまでで精一杯。前半10分、ペナルティーエリア左に深く入ったブルーノ・ロペスのシュートはバーにはね返された。流れが悪いままの攻撃では決定的な場面でも、精度が不十分になった。

横浜FMの攻撃も不十分だった。前半のアディショナルタイム、3回連続でコーナーキックを得た。その流れを引き継ぐように、後半立ち上がりもコーナーキックをゲット。前半途中からツートップにすることで、前線でボールを引き出しやすくなった。中村俊輔が起点になる場面が増え、バイタルエリアでボールをつなぐ場面も多くなった。だが、ゴールを割ることはできなかった。ブロックを作った新潟の守備は崩せず、苦しまぎれのシュートが続く。ペナルティーエリアまで入り込む攻撃には至らなかった。

もっとも、ともにプラス要素もあった。新潟は故障のため、開幕から戦線を離脱していたミシェウが後半途中から出場。安定したパスワークを見せた。横浜FM も負傷退場した小椋祥平に代わって入った、富澤清太郎、後半途中から入った齋藤学が安定したプレー。チーム全体の戦力は上がりつつある。

勝利を手にすることはできなかったが、手ぶらでは終わらなかった。この勝点1を生かせるかが、この後に大きく影響する。

以上

2012.04.08 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)
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