●ジョルジーニョ監督(鹿島):
Q:最後まで諦めなかった、今日の選手たちのプレーについて。
「残念ながら早い時間帯に失点してしまい苦しい状況になってしまいました。両チームともに大幅なメンバー変更があって、連係というところでは難しい試合内容になるのではないかという部分を皆さんは予想されたと思いますが、失点したところでちょっと焦ってしまってあまりにもゴールを意識しすぎたところがあったと思います。途中から相手が10人になったところで、左右にボールを散らすことを要求しました。相手に横の動きを増やさせることで、負担をかけることができると思ったからです。そうすることで横のギャップができるでしょう、そこへ縦のクサビなどを入れることができるのですが、落ち着いてやれれば我々のポテンシャルを考えればもっといい状態で崩すことができたと思うのですが、なかなかうまくいかない部分がありました。
ただ、選手たちが一瞬たりとも諦めない姿勢を見せていたことは監督として喜ばしいことです。優勝するチームというのはピッチに立つ11人だけでなく30人の力が必要なります。30人が常に『試合に出たい』という意思を持ち、意識を高めて取り組み続けることによって、必ず多くの勝利を手にすることができるのではないかと思います。優勝するかしないかというのはまた別な話ですが、それをやり続けることで優勝を引き寄せるための道筋を立てられると選手には常に話しているので、きょうの試合でもチームとしてこの試合に向かうことができたのは大きな収穫だと思います」
Q:多数のシュートを放ちながらも、得点はPKとCKからのみでした。その部分については。
「日々の反復練習が重要だと思っています。サッカーには流れというものがあるわけですが、攻守の流れだったり、自分たちの流れというのが大切であって、それをリーグ戦ではなかなか作れていないのですが、シュートが入らなければ選手たちは自信を失ってしまうかもしれませんが、それでもやり続ける、『いつかは入るだろう』という希望や自信というものを常に選手に言い続けています。FWの選手もシュートが入らなかったら『無理だ』という気持ちになりますし、逆に気持ちが乗れば『(打てば)何でも入る』という気分になるわけです。まだチームとしては完成されていないわけで、まだいろいろと微調整が必要とされる段階です。負けが込んでしまうと不満や不安も出てきますから、今は勝つということが必要最低限だと思っています。チームとしても個人としても自信を失い始めたところだったので、こうして連勝することで自信を深めることにもなったと思います。きょうはPKとCKからの得点でしたが、その得点はしたのはジュニーニョ選手と岡本選手でした。ジュニーニョ選手はここまでベンチを温めることが多かったですし、岡本選手もベンチになかなか入れないという状況でしたから、そういった選手がチャンスをしっかりモノにしてくれたことはプラスに働くと思います」
以上
J’s GOALニュース
一覧へ【ヤマザキナビスコカップ 札幌 vs 鹿島】ジョルジーニョ監督(鹿島)記者会見コメント(12.04.18)













