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【J1:第8節 柏 vs 鳥栖】プレビュー:リーグ最少失点を誇る好調・鳥栖を2年ぶりに日立台に迎える一戦。柏に求められる3つの要素とは(12.04.28)

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圧倒的にポゼッションは支配し、シュートを何本も放つ。だが、数多くのチャンスをことごとく逸し続けると、最後はカウンターからあっさり失点を喫して、そのまま敗れてしまう。この柏に纏わりつく負けパターンは、まるで先日のUEFAチャンピオンズリーグ準決勝第2戦、「バルセロナ対チェルシー」のごとき試合展開だ。あのカンプ・ノウの悲嘆に共感を覚える柏サポーターもいることだろう。

昨年末のFIFAクラブワールドカップでは実現しえなかったバルセロナとの対戦を、「あぁ、今年も叶わなかった…」と嘆く以前に、柏自身が現況を打破しなければならない。ここ数試合、同じミスを繰り返しているのだから、こうしてプレビューで指摘するポイントも結局は同じことの繰り返し。
先に失点をしない。
チャンスで決め切る。
カウンターに警戒。
大まかに言えば以上の3点である。「試合内容が良いのはこれからも続けるべき。でも現実を見ないといけない。『あとは決めるだけ』とか言っていたら、また同じことを繰り返す。勝てていないのは、何かが足りないから。全員がそれを強く意識してやっていくべき」(大谷秀和)。

今節は、出場停止だったレアンドロ ドミンゲスと酒井宏樹、柏が誇る右サイドのユニットが揃って復活。さらに、怪我の影響で代表候補キャンプを回避した左サイドバックの橋本和も鳥栖戦には間に合う見込みだ。これまでも大谷、近藤直也といった主力選手が何らかの理由で戦列を離れるケースが続いていただけに、ようやくベストの布陣で試合に臨めるという部分はポジティブな要素だ。ベストメンバーを組めるゴールデンウィークの連戦から、再度仕切り直しといきたい。

対する鳥栖とは2010年のJ2以来の対戦となる。一糸乱れぬ連動したプレスや整った陣形バランスを見ると、リーグ戦7試合でわずかに3失点というリーグ最少の数字と、現在の5位という順位には十分納得がいく。それも守備一辺倒ではなく、豊田陽平というターゲットがいるだけにサイドからのアーリークロスによる攻撃も頻繁に見られ、なおかつ前節の新潟戦では、バイタルエリアの狭い局面でも崩せる力があることを印象付けた。
新潟戦決勝ゴールのトジン、攻撃にアクセントを加える水沼宏太、福岡大在学中の特別指定選手で前節決勝ゴールをお膳立てした清武功暉など選手も粒ぞろいだが、個人的には金民友に注目している。3年前にエジプトで開催されたU−20ワールドカップでは、柏のレジェンドである洪明甫監督に率いられたU−20韓国代表の中心選手としてプレーし、左サイドバック、左サイドハーフ、トップ下と、状況によって様々なポジションを務め、紛れもなく同大会における韓国のベスト8進出最大の功労者となった。その金民友が2年ぶりの日立台で、レアンドロと酒井とのマッチアップをどう戦うのか。非常に楽しみである。

5位に立つ好調・鳥栖を迎えるといえども、ボールポゼッションやゲーム全体のコントロールでは柏が主導権を握るはず。ただし、サッカーはポゼッションが70%を超えようが、シュートを20本撃とうが、その数字を競い合うスポーツではなく、負けてしまえばそれらは何の意味も持たない。
不調に喘ぐ柏が浮上のきっかけを掴むのなら、この3連戦だと思っている。GWの連戦全てをホームで戦えるこのアドバンテージを、生かさない手はない。

以上

2012.04.27 Reported by 鈴木潤
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