J1リーグ戦7試合を終えて3勝1分3敗と五分の9位・C大阪。前節、鹿島とのアウェイ戦で2点のリードを逆転される痛い黒星を喫し、リーグ戦2連敗中となっているだけに、上位争いに再び加わるためにも、ゴールデンウイーク3連戦は1つも取りこぼすことはできない大事なものとなる。その第1弾、ホーム・キンチョウスタジアムでの第8節では、3位磐田と対戦する。
磐田とは今季すでに1度、ヤマザキナビスコカップの舞台で対戦済みのC大阪。敵地、ヤマハスタジアムで1−2と逆転負けしていることもあり、そのリベンジも果たしたいところ。と思いきや、C大阪のセルジオ ソアレス監督は「当時の磐田は、レギュラーがおそらく3選手のみで、(リーグ戦とは)大幅にメンバーが代わっていたため、あの試合は参考にならないところもある」と冷静に振り返り、当時と今回とは「別物」と捉えている。
ちなみに、その試合でのC大阪は扇原貴宏が欠場したものの、U−23日本代表の清武弘嗣、山口螢を含め、連戦続きを承知のうえで3日前のG大阪戦と同じメンバーを揃え、前半こそ攻勢を強めてゲームを支配したものの、逆に攻撃陣に疲労の色が見えた後半にはトーンダウン。それでも、セルジオ ソアレス監督は交代のカードは1枚しか使わず、最後まで連係面の構築をテーマに、チームの見極めを図っていた。
ただし今節では、C大阪も中1週間としっかりと準備期間を設けたなかでこの一戦に臨むことができ、しか今度はホームゲームのため、もう言い訳は許されない。また、キンチョウスタジアムで今季2試合惜敗続き、リーグ戦でも現在2連敗中ということもあわせて、C大阪の今回のキーワードは、「3度目の正直」となる勝利。キンチョウスタジアムでの今季初白星。これに尽きる。
そのなかで、攻撃面では先週の公式戦2試合で6得点と、決定力を上げてきているのは明るい材料。26日のトレーニングでもケンペス、清武、ブランキーニョ、キム ボギョンが好連係を随所に見せており、清武は「練習でできても、試合でしっかりやらないといけないんで……」と気を引き締めていたが、この4人を中心とした攻撃は、やはりC大阪の生命線となるだろう。
さらに、この日はクラブ生え抜き、トップ昇格3年目の永井龍も、彼らと絡んで活きのいいプレーを披露。扇原と同期の20歳のFWが、この試合では鍵を握りそうな予感が漂う。「本当に成長していると思う。気持ちがすごく出ているし、我々も彼の能力を引き出していきたい」と指揮官からも期待を寄せられている19番は、「今は一日一日を大切にしようと思って、『一日一生』を合い言葉にやっているし、ここで結果を出したい」と練習時から気合いをみなぎらせ、誰よりもJ1初ゴールを欲している。そんな若き金狼の起用の仕方も含めて、セルジオ ソアレス監督の采配にも今節は注目したいところだ。
対する磐田は、先日の日本代表候補合宿にも初招集された山田大記にスポットライトを当てたい。昨シーズンもキンチョウスタジアムでは決勝点を決めるなど大活躍し(第4節、3−2で磐田勝利)、今季もヤマザキナビスコカップでは後半からの出場ながら1アシストなどでC大阪戦の勝利に貢献した、まさに「C大阪キラー」でもある10番。前節の横浜FM戦でもスーパーゴールでチームを勝利に導くなど、ただいま絶好調なだけに、「チームとしてどうそこを抑えるかをやっていきたい」とC大阪・山口。「山田vsC大阪の守備陣」の対決も、この試合のポイント。
また、前節に今季初出場した山崎亮平の復帰も、磐田にとっては頼もしき存在。このナンバー9も、C大阪にとっては脅威となりそうだ。磐田も、首位仙台に引き離されないためにも、勝点が迫っている中位陣に飲み込まれないようにするためにも、ここで負けるわけにはいかない。
28日(土)、大阪の天気予報は晴れ。ゴールデンウイーク初日は絶好のサッカー観戦日和となることが予想される。大阪・長居公園にあるキンチョウスタジアムでのこの一戦では、『名探偵コナン 11人目のストライカー』の公開を記念した「青山剛昌先生描き下ろし『名探偵コナン』JリーグオリジナルA5クリアファイル」が来場者先着15,000名様にプレゼントされたり、選手たちにも大好評な「C大阪と『ワンピース』がコラボした『ボビングフィギュア』」が発売されたりするなど、子どもたちに魅力となるコンテンツが満載だが、それだけに終わらないような、子どもたちがサッカーの虜となるような、夢を与える試合になることを願いたいところ。清武、扇原、山口、キム ボギョンらをはじめとする若きC大阪と、山田、前田遼一、駒野友一の日本代表勢が居並ぶ磐田の真っ向勝負は、十分見応えのあるものになるはずだ。
以上
2012.04.27 Reported by 前田敏勝
J’s GOALニュース
一覧へ【J1:第8節 C大阪 vs 磐田】プレビュー:C大阪、金鳥スタで今季「3度目の正直」となるか。日本代表候補初招集の山田が牽引する3位磐田と対戦(12.04.28)













