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【J2:第11節 甲府 vs 福岡】プレビュー:4連戦だからこそチャレンジできる組み合わせで、甲府が福岡を迎え撃つ(12.04.29)

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昨年は降格候補の2トップという逆人気に抗ったものの、残念ながらJ2に降格してしまった甲府と福岡。今年はお互いに監督が代わり、選手も大幅に入れ替わっての再スタート。「1年でJ1復帰」という言葉はビッグクラブでないとなかなか言いにくいが、福岡は勇気を持ってそれを宣言。そして、連勝でシーズンをスタートしたものの、その後は出入りの激しいスコアで現在13位。昔の福岡は中払大介や現監督の前田浩二、前監督の篠田善之ら広い意味で闘う選手が常にいたが、ここ数年は真面目にサッカーを求道する選手が多という印象で、今年も真摯に戦う選手が多い。なかなかメンバーが固まっていないようにみえるが、センターラインが固まりつつあるようなのでハマったときの怖さは充分にある。前節、「喧嘩で負けた」と前田監督が話していることが印象的だが、今節は相当ネジを巻いてくるのだろうか。

今年の甲府は大エースのハーフナー・マイクを移籍で失ったが、ダヴィが復調したし高崎寛之の加入でもう寂しくはない。素直に応援できる。10試合で9ゴールのダヴィはこのままいけばシーズン終了時には38ゴールに到達しそうな勢いだし、ゴールデンウィークの連戦でも先発で戦い続ける体力と気力がある。「連戦でもメンタルも身体も問題ない。どれだけハードに動けるかが大事。結果が出ているので、やっていることに間違いはない」(ダヴィ)と自信満々。去年は散々悪口を言ったので手のひらを返すようで心苦しいが、ダヴィは素晴らしい選手…ゴメン。しかし、ゴールを重ねるにつれてダヴィや高崎へのマークが厳しくなり、ここ数試合はチームとして攻撃に大きな課題を持ったままだった。

その課題を解消できたとは言えないが、この中2日の4連戦では先発メンバーの入れ替えでチームにチャンスと刺激を与えながら何が必要か実戦の中で模索している。最初のアウェイ徳島戦( /jsgoal_archive/game/2012/20120200030820120427.html )は2−0で勝利しているが、福岡に勝ってこそ徳島戦の勝利に意味を見出せる。そして今節勝てば、次節のアウェイ・湘南戦(5/3@BMWス)に勝ってこそ意味が出るという繋がり。城福浩監督は「福岡は総得点数2位のチーム。隙を与えると一撃でゴールネットを揺らせる選手が高いレベルでそろっている」と警戒する。ただ、甲府は福岡が前半から勢いを出してきても、守備のモードを高めてきても、耐えて打ち破る。「4連戦だからこそチャレンジできる組み合わせ」と城福監督がいう4連戦のセカンドバージョン面子が、どう機能するかはやってみないとわからないが不安よりも期待のほうが大きい。

福岡も1年で降格して悔しい思いをしただろうが、甲府は最終節まで粘っての降格。ハーフナーを擁しながらも残留できなかった悔しさや情けなさもある。少なくとも、J1は中小のクラブが守備を固めて残留できるリーグではなく、優勝を目指す心意気で戦ってこそ残留できる…かもしれないリーグ、という勉強はさせてもらった。そのためには選手層の厚いチーム力が必要。ここまで甲府のボランチは伊東輝悦、保坂一成、井澤惇、崔誠根、山本英臣と5人が担ってきたが、今節は新しい組み合わせで見せてくれるはず。どんどん競争して右肩上がりにレベルアップするためだ。城福監督風に言うなら、「中盤の新しい顔」を見せてくれることに期待。4連戦前、城福監督は「4連戦は同じ先発にはならないと思う」と話していた。センターバックの盛田剛平の復帰、FWの永里源気の奮起がうれしいが、週に1試合のペースなら起用の判断・決断に迷う選手を使いやすい時期でもある。永里は「古巣の福岡という意識もあるけれど、とにかく勝ちたい。使ってもらうためには点を取って勝つしかない。アピールし続けるだけ」と、ダヴィと高崎のレギュラー2トップに割って入るために必死にもがいている。この姿勢が彼を成長させるはず。この4連戦、どのチームもコンディション調整は厳しいが、甲府は思い切ったチャレンジをするチャンスとポジティブに捉えている。ハードスケジュールを逆手にとって右肩上がりの変化をするチームをホーム・山梨中銀スタジアムで応援してほしい。

以上

2012.04.29 Reported by 松尾潤
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