試合前日の練習後、現在、ガンバ大阪が抱える攻撃力のパワー不足の責任を一手に引き受けるようにFW佐藤晃大は静かに語っていた。
「最初はもっと裏を狙う動きも多かったのに、前節の横浜Fマリノス戦も運動量が少なかったし、シュートも1本も打てなかった。チーム全体としてもチャンスの数は少なかったですしね。その責任はすごく感じています。明日の試合では自分のすべてを出し切るつもりで、しっかり運動量を発揮しながらプレーしたい。明日は勝ちます。点を獲ります。」
今日のサガン鳥栖戦はその言葉通りのプレーをピッチで示した。FW佐藤のみならず全員がしっかりとハードワークをしながらボールを動かし攻撃を作り上げて行く。その中で開始早々の3分にこの日が7試合ぶりの先発出場のMF二川孝広が先制弾。ガンバ大阪の在籍年数が一番長い生え抜き選手の意地の一発でチームは完全にリズムをつかみ取ると、再三にわたりゴールチャンスを作り出した。これに対して鳥栖は立ち上がりの失点で出ばなをくじかれたこともあり、防戦一方の展開に。前半のシュート数『0』はそれを象徴するもの。G大阪の速いパスまわしに翻弄され続けて前半を終えた。
この前半の展開からして、いや、後半もガンバ大阪がリズムを掴み、67分にFW佐藤が有言実行のゴールをあげて2−0と鳥栖を突き放したことで、G大阪のワンサイドゲームになると思われたこの一戦は、その直後、68分に鳥栖のFW豊田陽平があげたゴールによって、一気に風向きが変わる。試合後、鳥栖の尹晶煥監督は「2点目を食らってすぐに1点をかえせたことで、選手たちが攻撃的に戦うことができた」とキーになったポイントを挙げていたが、まさにその通り。1点差に詰め寄った鳥栖は、個々の運動量が落ち次第に間延びしていくG大阪に対して、アグレッシブな攻撃を展開。前半は全くといっていいほど目立たなかったMF藤田直之らが攻撃に絡む回数を増やして押し込む中で、86分にはそのMF藤田がコースを突いた素晴らしいシュートで同点弾を叩き込んだ。
そして、ドラマはアディショナルタイム。鳥栖に生まれる。なんとかゴールを奪おうと前がかりになったG大阪を尻目に、カウンターから前線にボールを送りこみ『G大阪の守備2枚に対して鳥栖は攻撃3枚』という数的優位の形を作り出すと、FW野田隆之介からのパスを受けたMF藤田がしっかりとゴールネットを揺らし逆転弾を叩き込む。その瞬間、試合終了のホイッスルが鳴り響き、鳥栖が今季初のアウェイ戦での勝利を掴みとった。
試合の流れからみても、G大阪にとっては、獲れるはずの勝点3を失った重い敗戦。当然ながら試合後の選手たち誰もが険しい表情を浮かべていたが、幸いにも、今節をもって、リーグ戦は一時中断となる。その期間をここまでの悪い流れを断ち切るための、また後半戦に向けた『反撃への準備期間』と捉え、まずは6月16日、ホームの地で再開するJ1リーグ、浦和レッズ戦に繋げるしかない。
以上
2012.05.26 Reported by 高村美砂
J’s GOALニュース
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