前節アウェイで町田を下して今季2度目の2連勝を果たした草津が、ホーム正田スタに熊本を迎えて今季初の3連勝を目指す。一方、前節水戸を下した熊本は今季初の連勝を狙う。17位草津と18位熊本の勝点差はわずかに1。両チームにとって下位グループ脱出のためには落とせないゲームとなる。
昨季9位の草津と、11位の熊本だが、両指揮官3年目のシーズンとなった今季は苦しんでいる。草津は9節水戸戦から15節甲府戦までクラブワーストタイとなる7連敗を喫するなど8試合連続で勝利から遠ざかった。対する熊本は7節から15節まで5分4敗と9試合連続で白星から見放された。両チームともにJ1昇格を掲げてスタートを切っただけに現在の結果は満足できるものではない。
だが草津、熊本ともに苦境を脱しつつある。草津は17節福岡戦で9試合ぶりの勝利を収めると前節町田戦でも白星を重ねて2連勝。攻守のバランスが整い始めたことで粘り強い戦いができるようになっている。対する熊本は16節で首位山形を2対1で撃破。前々節は横浜FCに敗れたものの前節水戸戦でも勝利を収めてチームの士気は上がる。今ゲームは、どん底から脱したチーム同士の対戦となる。
草津は、今季主将に指名されたCB御厨貴文がセットプレーの2次攻撃から2戦連続先制ゴール。7連敗の責任をチームのだれよりも感じていた御厨が、低迷していたチームに活力を加えている。御厨を中心とした守備陣は3試合連続でゴールを許さず、最終ラインがチームを支えている。御厨は「連敗の悔しさを味わったからこそ勝ち続けたい」と勝利への欲求をむき出しにして熊本戦へ挑む。
熊本のキープレーヤーは、背番号3のFW高橋祐太郎だ。本来はDFだがもともとはFWのプレーヤー。16節山形戦でFWとして初先発すると2アシストをマークし、チームに10試合ぶりの勝利を呼び込んだ。前節水戸戦では高さを活かした豪快なヘッドを決めてJ初ゴール。高木琢也監督によって、前線へコンバートされた高橋がいきなりブレイクしている。熊本は今季アウェイ未勝利となっているが今節で嫌な流れを断ち切りたいところ。アウェイ初勝利を狙う熊本のカギを握るのは3トップだ。
ゲームのポイントの一つは、熊本の高橋祐太郎、武富孝介、西森正明の3トップを草津守備陣がいかに抑えるか。高木監督が「3人のバランスがよい」とコメントしているように、最近3試合は3人のコンビネーションでゴールへ迫るシーンが目立つ。草津は、彼らの連係を分断して守備からゲームの主導権を握りたい。
9日に町田と戦った草津は中3日のゲームとなるが、熊本は7日に水戸戦を消化しているため中5日となる。草津は日程的なハンデキャップを背負ってのゲームとなるが、負けるわけにはいかない。副島博志監督は「連戦とか暑さとかは言い訳にならない。どんな状況でもハードワークをベースにガッチリと戦わなければいけない」と選手を鼓舞する。草津はハンデを跳ね退けて3連勝をつかむ。
以上
2012.06.12 Reported by 伊藤寿学
J’s GOALニュース
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