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【J1:第15節 神戸 vs 新潟】西野朗監督(神戸)記者会見コメント(12.06.23)

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●西野朗監督(神戸):

「拮抗したゲームでチャンスもいっぱいあり、ピンチもいっぱいあった。狙いとするところをしっかり理解して、守備から攻撃にうまく切り替えていく、今その段階を捉えられたかなと思います。まだまだセットされてのビルドアップには改善の余地はたくさんありますが、今できる事は中盤をコンパクトにして、その中でハードワークしてボールを奪って。まぁ従来の古いカウンターではなくて、そこで人がたくさん動いて、2人の関係だけでカウンターするのではなくて。そういう動きだし、ただ小川や大久保とかスピーディな選手がいるのでなかなか追いつかない状況はありますが、やろうとしていることはわかりますので。これからは遅攻のボールの動かし方とかを少しずつ取れていけばワンランク、グレードが上がっていくんじゃないかと思います。本当に今日は紙一重のゲームだったかれど、よく勝利を引き寄せてくれたと思います」

Q:森岡選手の光る起用として、監督はどう考えていらっしゃいますか?
「それ、本人に言ったら怒ると思いますよ。間違いなく自分はスタートからでという想いもあるだろうし、僕自身も間違いなくスタートに入ってほしいと思う選手なので。それにはまだたくさん、やりながらそのポジションをつかんでいく部分もあるだろうし。ジュビロ戦でいいパフォーマンスではなかったと思うんですけれど、前線をやるんであるならば、やはり相手が怖がるエリアに侵入していくとか、そういうプレーがもう少し必要だと思います。フィジカル的に90分+αでパフォーマンスを出し切れるかと言えば、今はそうではないと思います。前線なのか、今日のような中盤なのか、それも適性を、本人は両方にトライしていく必要があると思いますし、スタートから出て行ってほしい選手です。神戸にはああいったタイプの選手が少ないので、技巧派のプレーというもので違ったものを彼も作っていかないといけない。ただ今日はいいアクセントで前半の流れを変えてくれたり、得点につながるプレーもあった。ああいったことを続けて行けば、スタートからの出場にも近づけると思います」

Q:監督就任1カ月、やれる部分とまだの部分を教えて下さい
「僕が来て、チームスタイルがガラッと変わることはないと思います。選手が同じプレースタイルを持った選手ですし。より選手の持っているものを引き出したいというのはありますね。今までやってきた中で通用した部分もたくさんあると思いますし、それを否定するつもりは全くない。そういうチームスタイルに選手のプレースタイルがマッチした部分もたくさんありました。ただ、それだけじゃゲームなので、いろんな状況のなかで、状況をみて違うスタイルに切り替えて行かないといけない、もう少し違う部分も持たないと、通用しなくなった時に全く手がないのではいけないと思う。選手にはこういうスタイルというよりは、今はコンパクトなエリアを常にキープして、必ずパス交換できるシーンは増えてくる、ディフェンスも一人の力が連動するようになってくる、そこだけを求めています。それはここ2試合でかなりやれている部分だと思います。その中で技術的、判断的、戦術的な部分が足りないがためにミスが起こったりだとか、まだまだたくさん起こっている。そういう技術的な部分はまだこのレベルでは求められないと思います。個人の戦術的、判断力とか、ある程度の約束事の中でボールに対してコンビなどを考えていく、それを積んでいかないといけない」

Q:小川をMFに、大久保をFWに。その関係性は?
「個人的に言えば、(大久保)嘉人のフィジカル的なところが今の中盤のサイドでのアップダウンとかには少し良さを出せてない。自分のリズムとかでは良さを出せているとは思いますが。中盤の選手と連動してプレーしていくことが今、足りないと思っています。小川はああいうプレースタイルなので、多少低くても前に上がっていく力が彼にはあり余っているほど。当然、3点取ったあとのゲームはマークされますし、前線ではそういう対応をされる。それを少し回避しながら、後半にポジションチェンジをして、相手の対応も少しチェンジさせて、という部分も思いました。今日は拮抗して、後半勝負だということも感じていたので、都倉と2枚同時に変えて勝負しようかと思っていたくらい。嘉人のコンディションとセカンドラインからの飛び出しもケアしたかったので、前半に取りに行くというよりはある程度バランスが取れればいいという考えではありました」

Q:小川選手がゴールを取れるようになった。何かアドバイスはしているのか?
「トレーニングはしています。小川と森岡の2人に伝えたのは、単純ですけれど、FWの選手が頑張るだけでは何も残らない。チームに貢献する頑張りはもちろん評価するけれど、やっぱり得点を追求したトレーニングやゲームに入っていなかいと、そこに意欲や意識を持たないと、FW本来の価値観は見いだせないとジュビロ戦の前に話しました。彼らは本当に向上心が強いですし、前向きにやっているので言うことはないくらい。ただ、本当の追求は得点をしていった中で自分のパフォーマンスを向上させていくこと。それが一番早いですし。そのために時間制限があるかもしれないけれど、フィニッシュに対する意識を高めろと。本当にいい姿勢でやっているんですよ。それが結果に出ればさらにと思っている中で、小川はここ2試合、今日はラッキーでしたけど、どんどんポテンシャルを引き出せるいいタレントを持っているなと思います」

Q:DF陣の課題は?
「当然、ラッキーもあるけれど、よくやっていると思いますよ。今は非常にいいと思います。課題はあまり見つけられないです」

以上
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