●ネルシーニョ監督（柏）：

「非常に興奮するビッグゲームになったと思います。前半からスピードと動きとカウンターの連続で起こるという、動きのあるゲームになったんですが、前半のレイソルに足りなかったのはフィニッシュだったと思います。何度もチャンスを作り、ゴールに迫るんですが、シュートを意識した形が作れなかった。そういう話をハーフタイムに選手に話し、あとは前半からやっていることを続けると話しました。戦術的にも機能していましたし、そのフィニッシュのところを意識しながらやるというところを付け足して送り出しました。後半に入って、相手もうちもお互いにリズムを掴み合うような動きのあるような展開は変わらず、失点から１点を追う形になったんですが、チームは最後まで足を止めず、結果を求めて勝つために戦い続けてくれたと思います。結果は引き分けで最後にああいう形で得点が入ったんですが、結果を見ればフェアだったと思います」

Ｑ：ジョルジーニョ監督が先ほど、最後に言葉をかけてもらって冷静になれたと感謝していましたが、どのような言葉をかけたんですか。
「アウェイでリードをしていて、あの時間帯、最後に追い付かれてしまうと、どのような経験を積んだプロでも一瞬頭に血が上り、熱くなるのはしょうがないことだと思います。彼は鹿島というチームを率いて、うちの良いところを出させないようにうまくブロックしていましたし、そこからカウンターという明確な戦術も機能していたと思います。良い戦いをした両チームだと思いますが、この９０分のゲーム、お互い内容は良いところが出ていた。うちの得点の形ですが、私が思うにレイソルも負けに値しない試合をしていたと言っておきたいと思います」

Ｑクォン ハンジン選手がデビューとなりましたが評価は。
「デビュー戦で気をつけることは、決定的なミスをしないこと。ハンジンはそこはしっかり遂行できたと思います。相手のスピードにも対応し、高さも生かしました。目立ったミスはしていません。シンプルにプレーすることを心掛けてチームのために徹していたと思います。彼の個人能力、今挙げたところを練習でアピールして見せてくれていましたので、彼の日々の努力、個性、クオリティで徐々にチームの中で自分の居場所を勝ち取っていき、今日このデビューに至った。非常に良いゲームをしたと思います」

以上