◆東京ヴェルディU-16 9-1 Hässleholms IF(ヘッセルホルムスIF)
スウェーデン滞在4日目は、選手たちにとって非常に密度の濃い1日となった。Gothia Cup2012の初日を迎えた今日、東京ヴェルディU-16はいよいよ初戦を迎えた。相手は地元スウェーデンのHässleholms IF(ヘッセルホルムスIF)。
「初戦で、どういう相手か分からない状況だったので、緊張感はあったが、立ち上がりから受け身にならず、チャレンジするように伝えた」という菅原智コーチのアドバイスを、選手たちは忠実に実行した。
開始早々の2分、DF小坂悠登の右からのクロスに反応したのは、FW安在達弥。「早いうちにファーストシュートを打って、点を決めることが出来たらチームが落ち着くと思った」と、立ち上がりから貪欲にゴールを狙っていた点取り屋の一撃が決まり、幸先よく先制に成功する。
さらに4分には安在のスルーパスに反応したMF田代連太が決めて2点差にすると、ここから怒涛のゴールラッシュが始まった。10分にMF神山泰一のセンタリングを、FW室町仁紀がヘッドで合せ3-0。11分には再び室町が4点目。19分に田代が5点目を挙げると、21分、先制点を挙げた安在が加点。24分にMF三竿健斗が右からビューティフルゴールを沈めると、25分には田代がハットトリックとなるゴール。前半だけで8-0とし、試合を決定づけた。
後半はメンバー交代を積極的に行い、34分(25分ハーフ)に交代出場のFW神谷優太がダメ押しの9点目。9-0という圧倒的なスコアで、初戦を白星で飾った。
「積極的に仕掛けて、チャレンジをしたことで、テンポよく点を取ってくれた。初戦を勝てたことは非常によかった。ただ、我々の目標はもっと上にあるので、一番上で戦うイメージを持って、臨んでほしいと伝えました」と、菅原コーチが語った様に、初戦に大勝したことに慢心せず、頂点に向かって次なる戦いに気持ちを切り替えた選手たち。
気持ち新たに、第二戦に臨もうとしている彼らは、夜に開会式に参加。スタンドを埋め尽くした4万5人もの大観衆と、盛大なセレモニーに大興奮し、自分達が参加しているGothia Cupの規模の大きさに驚くと同時に、この大会でプレーできる意義を感じていた。大きな刺激を受けた彼らは、この刺激を持って、第二戦以降の戦いに挑まんとしている。彼らのこれからの戦いにますます目が離せなくなった。
以上
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