いまいち調子が上がらない岐阜。決して昨年のように、90分を通してのゲームマネジメントの意図が見えていないわけではないが、なかなかそれを実行できない。結果がなかなか伴っていないのが現状だ。
ゆえに、そろそろ結果がほしい。この一戦は結果を残さなければならない一戦だ。まず守備から攻撃の切り替えが岐阜の課題だが、いかにボランチラインを起点に全体を押し上げて、攻勢を仕掛けられるか。
服部年宏と李漢宰のダブルボランチに効率的にボールを預けて、いかにここから1.5列目が近い距離感を保って、前へボールを動かせるか。このとき、染矢一樹や樋口寛規のポジショニングが重要になってくる。サイドに張ったり、落ちるだけではなく、いかにスペースに顔を出せるか。岐阜の場合、DFラインから、ボランチラインから、1.5列目の選手に縦につけるボールが少ない。
これではなかなか攻撃のスイッチが入らないし、1トップめがけての攻撃だけでは、中盤は活性化しないし、相手のマークをはがしきれない。さらにブロックを作られたら、たちまち攻撃にノッキングを起こす。
相手どうこうよりも、まずは中盤でのパスルート、崩すパターンを早く確立してほしい。守備面では組織的にできているし、カウンターもはまればチャンスを作れている。ただ、それだけでは確実に結果をつなげられるほどの効果を生み出せない。もうリーグも終盤に差し掛かろうとしているだけに、全員が意識を持って取り組まないといけない。
対する岡山は、現在2連勝中と調子を上げてきている。後藤圭太、植田龍仁朗を中心とした守備陣が安定し、前節は前線の元気印の川又堅碁にゴールが生まれるなど、勢いがある。岡山の守備をどう攻略するか。これまで述べてきたように、中盤の構成力を高め、切り崩すことができれば、岐阜は浮上の大きなきっかけをつかめるはずだ。
夏休みの大事な大事なホーム戦。場所は岐阜清流国体開催の影響で、この試合からしばらく岐阜メモリアルセンター長良川競技場から、一昨年ホームとして使用した長良川球技メドウを使用する。メドウでみせた数々の激闘を髣髴させるような戦いを、サポーターは期待をしている。メドウの久しぶりの試合。選手たちの奮起に期待をしたい。
以上
2012.08.18 Reported by 安藤隆人
J’s GOALニュース
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