●安間貴義監督（富山）：

「午後７時半からの遅いキックオフにもかかわらず多くの方に来場していただきありがとうございました。
選手たちは出足から集中し、現在１位の甲府に臆することなく、自分たちのもっているものをぶつけてくれた。先制点が生まれ、相手を数的不利の状況にも追い込んだ。しかし、試合は90分で行われるもの。（ハーフタイムに）後半の立ち上がりを集中しようと伝え、選手たちも集中してロッカーを出て行ったが、フェルナンジーニョ選手のキープや変化についていけなかったことが響いた。失点後に持ち直してしっかりとゲームを進められたことは成長だと思う。前線は本当によくやってくれている。（頑張りを）勝点に変えていけるように、僅差を埋める甘さの部分を排除していきたいと思う」

Q移籍したばかりの國吉選手が先制点を挙げた。プレーぶりをどうみたか？
「（チーム戦術を）短時間で理解するのは難しいことだが、練習のほか夜に寮でDVD映像を見るなど今日の試合に出場するために多くの時間を費やしてくれた。甲府で一緒にプレーしたことがある木村勝太や大西容平といった頭のよい選手たちが彼のまわりにいるのですんなりゲームに入ることができたと思う。体力的にはまだしんどいところがあるようだが、やっていけばしっかりプレーできるようになるし、よい場面にもっと数多く出ていけるようになると思う。今日のゴールはよく入れてくれたと思う。意欲的にどんどんゴールに向かっていってほしい。それは今、チームに欠けているところでもあるので」

Q：首位と引き分けたが順位は最下位になった。どう受け止めているか？
「順位はそうなったが、後半戦はどちらかといえば上位のチームから対戦している。大分や山形、そして甲府からも１ずつではあるが勝点を稼いできている。秋に勝負の時がくると思うのでそこにうまくつなげていきたい。けが人もだいぶ戻ってきたし、よい準備をして、今よりも年末の順位で話ができるように誠実に努力していきたい」

以上