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【J2:第31節 鳥取 vs 徳島】プレビュー:スコアレスドローから、勝点3を目指す鳥取と徳島。勝敗を分けるポイントは選手起用か(12.08.26)

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前節、鳥取は町田とのアウェイゲーム、徳島は湘南とのホームゲームで、いずれも0―0のスコアレスドロー。1週間で3試合目の過密日程の中、残り12試合の終盤戦に向けて、それぞれが目標に近づくためのステップとしたい一戦となる。

鳥取は前節、尾崎瑛一郎が「ボールを支配されていたし、チャンスも、ほとんど作ることができなかった」と振り返ったとおり、アウェイで町田相手に苦戦を強いられたが、GK小針清允の好セーブなどで何とかしのぎ、引き分けに持ち込んだ。町田、岐阜、富山の下位4チームの中で、鳥取は前節終了時点で勝利は最多(7)だが、引き分けは最少(3)で、リーグ全体でも2番目に少なく、苦しい内容の試合で勝点を拾えないことが、下位集団から抜け出せない要因の一つとなっている。もちろん内容には改善の余地があるものの、今季はこうした試合では競り負けることが多かっただけに、勝点1を得た結果は、まずまずだったと言っていい。
一方、徳島の前節は鳥取とは対照的に、ホームで開始直後から優勢に進めて湘南を追い込んだものの、1点を決めることができず、勝点2を失った形の引き分けとなった。ドウグラスとアレックスの外国人2トップで臨み、チャンスを作るまでは良かったが、前半にアレックス、後半にドウグラスが決定機でシュートミス。前々節はアウェイで町田に0―1で敗れており、2試合連続ノーゴールに終わっている。

その前節から中3日で迎える今節、鳥取は下位脱出、徳島はJ1昇格圏内へのリスタートとなるが、勝敗を分けるポイントの一つになりそうなのが、それぞれの選手起用だ。鳥取は前々節、千葉からの期限付き移籍で加入したFW久保裕一、DF藤本修司が契約の問題で欠場したが、前節は久保が先発に戻った一方で、藤本は加入後初めてとなる控えに回り、左サイドバックは千葉戦に続いて加藤秀典が先発出場した。守備の堅さや空中戦での高さを重視すれば加藤、オーバーラップやリスタートからのチャンスメイクを重視すれば藤本、という選択になるはずだが、徳島とのパワーバランスを踏まえて、吉澤英生監督がどのような判断を下すのか。徳島はMF濱田武が警告累積で出場停止となる上に、前節にFWアレックス、DF斉藤大介が、そろって前半のうちに負傷交代を余儀なくされている。アレックスに代わって津田知宏、斉藤に代わって福元洋平が出場したが、負傷者の回復具合によって多くの選択肢があり、こちらも小林伸二監督の判断が注目される。

徳島はJ1昇格圏内を目指す上で、かねてから小林監督が残り試合を“トーナメント”と位置付けており、前々節の町田戦に続いて下位相手に取りこぼすとなれば、ますます挽回は難しくなる。鳥取がJ2に昇格した昨季からのリーグ戦通算成績が3戦全勝という相性の良さも踏まえ、アウェイとはいえ勝点3が欲しい。しかし鳥取も前々節、昇格後3戦全敗だった千葉から初勝利を挙げた。鳥取県を代表する秋の味覚である二十世紀梨は、本格的な出荷の時期を迎えているが、鳥取のチームカラーのライトグリーンは、その二十世紀梨からとったもの。今が旬の名産品に負けないだけの勢いを、苦手の相手にぶつけて初勝利を目指す。

以上


2012.08.25 Reported by 石倉利英
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