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【J2:第32節 岐阜 vs 東京V】プレビュー:2ヶ月勝ちなし。そろそろ勝点3が欲しい岐阜、ホームで凱歌を。(12.09.02)

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2戦2引き分け。直近の2試合、岐阜は勝点を1ずつ積み上げることが出来た。今のチーム状況を考えると、ポジティブに捉えることだろう。岐阜にとって痛いのは勝点が1つも取れないこと。足踏みをすれば、それだけすぐに最下位に転落する危険性のある位置にある。

先週、岐阜に大きな変化があった。今西和男社長が先の経営不振問題を受け、引責辞任を発表。クラブはもう経済的にも、成績的にも待ったなしの状況になってきた。ピッチ外での喧騒が続き、まだこれからもその喧騒は止みそうにはないが、「選手はピッチの上で戦っていかないといけない。危機感を持ってやらないといけない」と服部年宏が語った様に、よりこの雑念を振り払うためにも、勝利を目指してチームは一丸にならないといけない。それ以上にいくら経営陣が変わったとしても、肝心の成績が最下位では元の木阿弥。もう尻に火がついている状況であることを選手は自覚をしなければならない。

今節の相手は東京V。現在、一つの引き分けを挟んで3連敗中と元気がない。中盤戦で存在感を放っていたFW杉本健勇がC大阪に復帰してしまったことで、得点力が低下気味になっている。現に杉本が離脱をしてから、第25節の熊本戦を2-0で快勝した以降は、6試合で僅か4得点。2点以上入れた試合がない状態だ。前節は巻誠一郎と阿部拓馬の2トップで挑んだが、コンビネーションが噛み合わず不発。現在得点ランキング2位の阿部の得点力を生かすためには、巻とジミー・フランサのどちらが有効的か。まだここが定まっていない。

岐阜としてはこのコンビネーションのずれを逆手に取れるか。岐阜はサイドバックとCBの連携に大きな難を残しており、コンビネーションが取れた2トップだと、ここの歪を巧みに突かれて苦境に立たされてしまう。ゆえにいかにそこの脆さを露呈しないで、前からのプレスを成功させるか。両サイドハーフの運動量と、ダブルボランチのポジショニングがキーとなってくる。服部と李漢宰か、服部と橋本卓のダブルボランチが、相手2トップをケアしながらも、いかにその前の段階でパスコースを遮断できるか。そこには両サイドハーフの絞りや、カバーリングも必要になる。サイドハーフがカバーに入った時に、今度はトップ下の井上平もしくは樋口寛規が、サイドのスペースを1トップの佐藤洸一と連動して突きながら、攻撃を仕掛けられるか。ボランチからの前の連携がうまくいけば、付け入る隙は十分にある。

岐阜はホーム戦、6月24日の町田戦以降勝っていない。しかもこの試合以降、これまで4敗6分けと勝っていない。冒頭でも書いたように、岐阜を取り巻くニュースは決して明るいものではないだけに、そろそろ明るい話題が必要だ。約2ヶ月ぶりの勝利を。岐阜に残された時間はあるようでないのだから…。

以上

2012.09.01 Reported by 安藤隆人
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