※甲府側プレビューはこちら
今季のヤマ場を迎えたーー。
勝点差6の首位・甲府をホームに迎えての一戦は、「昇格に向けて特別な試合」(宮沢正史)であることを選手は十分理解している。そして、「絶対に勝たなければいけない試合」であることも。
勝たなければいけない理由は2つある。ひとつは、この試合を終えるとリーグ戦は残り10試合となる。1試合で2位にも7位にもなり得る混戦の只中にいるチームは、そこを一気に抜け出す特効薬のようなものを持っていない。これまで組織の向上という地道な作業でチーム力を上げてきたからこそ、上位に食らいついていくしかないのだ。
2つ目は、Jからの借入金を完済するために県民を対象に1億円の支援金を募り、1億2000万円もの支援金が集ったこと。また、終盤に向けてこの試合で選手を奮い立たせようと、クラブは3万人の来場者を目指しプロジェクトを立ち上げ、後押しされている。
田坂和昭監督は、「県民、サポーター、クラブなど、チームを支えてくれている方に、感謝の気持ち、昇格の強い気持ちを示すためにも勝点3を取って、みんなで喜べるようにしたい」と、プレッシャーを力に変えて勝利を目指す事を約束した。
今週は、いかに自分たちのプレーを貫き、甲府を倒すか模索した。「甲府との試合は(システムで)ミスマッチになる。押し込み、押し込まれる展開になる」と田坂監督は予想した上で、中盤でボールを動かし、得点の奪い合いに対応できるシステム、メンバーを決めることになる。
対戦相手には、J2では規格外の外国人選手がふたりいる。一人でフィニッシュまで持ち込めるリーグ得点王のダヴィと、攻撃の切り札として流れを変えるフェルナンジーニョ。このふたりが揃うと、チームはワンランク上のレベルへと昇華する。さらに、13試合負けなしのチームは、その間に失点は8と攻守で最高のパフォーマンスを見せている。
手強い相手である。ただ、相手が強ければ強いほど、上位に君臨すればするほど、大分は能力を開花させる。過去2年、J2を制したチームの連勝を止めた実績がある。2010年には柏の8試合負けなしを阻止し、2011年にはF東京の9試合負けなしを止めた実績がある。しかも2試合ともホームである。過去2試合と同じような勝利の予感は漂っている。
以上
2012.09.01 Reported by 柚野真也
J’s GOALニュース
一覧へ【J2:第32節 大分 vs 甲府】大分側プレビュー:勝たなければいけない戦いがここにある! 3万人の声援を力に首位・甲府斬りで天下を目指す!!(12.09.02)
- 終盤戦特集2025
- アウォーズ2025
- 明治安田J1昇格プレーオフ2025
- 明治安田J2昇格プレーオフ2025
- J3・JFL入れ替え戦
- AFCチャンピオンズリーグエリート2024/25
- AFCチャンピオンズリーグ2 2024/25
- はじめてのJリーグ
- Jリーグ×小野伸二 スマイルフットボールツアーfor a Sustainable Future supported by 明治安田
- 明治安田Jリーグ百年構想リーグ
- 2025 月間表彰
- 2025 移籍情報
- 2025 大会概要
- J.LEAGUE FANTASY CARD
- 2025 Jリーグインターナショナルユースカップ
- シャレン Jリーグ社会連携
- Jリーグ気候アクション
- Jリーグ公式試合での写真・動画のSNS投稿ガイドライン
- J.LEAGUE CORPORATE SITE













