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【J1:第26節 鳥栖 vs 柏】プレビュー:さらなる上位を目指すために!コンパクトな守備で、ワンチャンスを決めたい鳥栖。手を抜かずに攻め続けたい柏(12.09.21)

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陸上の短距離選手から聞いたことがある。
「ゴールの瞬間に、自分より前に選手がいない快感は自分しかわからない」と。
確かに、目の前に選手がいれば1位ではないし、その選手に負けていることになる。自分との闘いとは言いつつも、誰も切っていないゴールを一番初めに駆け抜ける瞬間は、さぞかし気持ち良いものだろう。飛躍するかもしれないが、目の前の選手を追い抜くことは、短距離走選手の本能かもしれない。

長いリーグ戦を戦って順位を決定するJリーグ。最終節まで上位を目指して戦っているのはどのチームも同じであろう。戦うからには負けたくないのはどのチームも一緒だが、勝点差がわずかに1で、一つ順位が上のチームと戦うとなればなおさらのことである。選手だけでなく、ファンもサポーターも自然と熱くなる。

今節のベストアメニティスタジアムはとにかく熱くなりそうだ。
鳥栖サイドから見ると、勝点39で6位の柏を勝点38で7位の鳥栖が迎え撃つわけで、柏サイドから見ると、昨季のリーグチャンピオンにJ1初参戦チームが挑むと言ったところだろうか。サッカー的に言えば、強力な攻撃陣を擁する柏とリーグ最少失点の鳥栖の戦いと見出しをつけたい試合でもある。

柏の強力な攻撃陣の中心は、レアンドロ ドミンゲス、ネット バイアーノ、ジョルジ ワグネルのブラジル人トリオである。ここまで8得点のレアンドロ ドミンゲスと5得点のジョルジ ワグネルの両ワイドアタッカーは、常にゴールを狙っている。リーグ終盤戦の追い上げの中心と期待されるネット バイアーノはわずかな時間でも得点をあげる力を持っている。リーグ戦での初ゴールを自身だけでなく、チームもファンもサポーターも期待している選手である。前節の札幌戦で6試合ぶりの勝利をあげたことで、チームの勢いは増したことだろう。連覇に向けて、首位との勝点差8を縮めるためにも、この試合は落とせない。前回の戦い(第8節日立柏サッカー場)では、セットプレーから先制したものの、後半にセットプレーから追いつかれた悔しさも残っているだろう。

対する鳥栖は、ここまでのリーグ戦では連敗をしていない。しかも、リーグ最少失点で戦えているので、この順位もうなづける。どこが相手でも、「まずは守備から」(MF岡本知剛)と選手全員の守備意識が高い。コンパクトな陣形で、連動した守備が徹底されている。しかし、前節の大宮戦ではそのコンパクトさが失われ、セカンドボールを拾っても味方の選手が遠かったために無得点で終わってしまった。失点も警戒していたセットプレーから奪われたものだった。ただCB呂成海は「まずは無失点。それができれば勝てる」と自信を見せる。気がかりなのは、前節の試合で足を痛めたFW豊田陽平の回復具合である。得点機会が少ない鳥栖だけに、彼の不在はそのままチーム力に影響する。ケガをした豊田に期待を寄せるのは酷かもしれないが、できればその雄姿をピッチで見せて欲しいと誰もが願っている。

最後にこの試合の結果を分けるターニングポイントをあげておきたい。それは、セカンドボールをいかに多く拾えるかということである。柏はMF大谷秀和、栗澤僚一、鳥栖はMF藤田直之、岡本のボランチが多く拾うことで相手の攻撃を寸断するだけでなく、多くの起点を作ることができる。中盤の主導権争いからも目が離せない。
柏の攻撃と鳥栖の守備。中盤での主導権争い。そして、勝利した方が上位に名を連ねることができる戦いは、いたるところにサッカーの面白さが詰まっている試合である。

目の前のボールを奪い合い、相手のゴールまでボールを運ぶのがサッカー。
双方のチームが同じ目的でピッチに立つので、そこに激しいぶつかり合いや駆け引きが行われる。
片方が勝者となれば、もう片方が敗者となり、片方が得点を奪うともう片方は失点と記録される。
明暗がはっきりしていることもサッカーの面白さだろう。
戦いの結果は誰にもわからない。結果は自分たちで作ることができるものだからである。
終了のホイッスルが鳴るまで試合結果が確定しないのもサッカーである。
だから選手は最後までボールを追うのである。

以上

2012.09.21 Reported by サカクラゲン
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