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【J1:第26節 F東京 vs 川崎F】プレビュー:20回目の多摩川クラシコはちょっと興味深い(12.09.21)

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このカードは、ちょっと興味深い。ルーカスには「もう忘れたいよ」と封印したい0−7の大敗の記憶があったり、権田修一には「スタンドの上から見ていてもうやばかった」という06年の5−4の逆転勝利の鮮烈な印象があったりする。その多摩川クラシコが20回目を迎える。ただし、それを除いてもこの試合は特別だ。

ランコ ポポヴィッチ監督は「コレクティヴに、攻撃的に、そして魅力的なサッカーを目指す」と言ってきた。ただし、「それを難しく考えてはいけない。選手一人ひとりは頭をクリアにしなければいけない。そして、選手それぞれがやることは非常にシンプルなのだから」とも話してきた。

そして、今節対戦する風間八宏監督のサッカーについてF東京の選手たちが発したコメントが興味深かった。GK権田は「その色は強烈。基本を大事にする監督。そして個人戦術が高い」と言葉を並べた。高橋秀人は「止めて蹴るが洗練されている。効果的なパス回しというよりもそれを駆け引きでやっている」と言う。さらに、昨年まで風間監督が率いた筑波大学と対戦していた丸山祐市は「筑波のFWは、必ずDFにくっ付いてきてボールが出る瞬間に離れる。そこを逃すとボールが通ってしまう」と話した。

究極を言えば、ポポヴィッチ監督の言葉通り個人が目指すサッカーは「シンプルだ」。止めて蹴る。その繰り返し。そして、ボールをいかに早くより正確にゴールへと導くことができるか。また、導かせないようにするかだ。そのためにどこにどのタイミングでポジションを取っていくかを突き詰めていくしかない。両チームの監督が選手に求めることは近い。賢くプレーするということだ。

だが、これが集合体となると、また違った色を見せる。指揮官は川崎Fを「フロンターレの哲学は変わらないし、それに相応しい選手もそろっている。以前から変わらず攻撃的で魅力的なパスサッカーをする。監督それぞれの考え方があって、風間さんのやり方もあるがしっかりとそれまでの川崎Fの哲学は継承されていっている印象がある」と語る。川崎Fと、F東京とでは同じ攻撃的なチームであったとしても色が異なる。どちらがより魅力的な色を発するのか。そこに、この試合の一番の興味が詰まっている。

さらに、20回目の多摩川クラシコという冠がつくのだから試合は盛り上がるはずだ。試合が終わり、勝利の歌を高らかに歌い上げるのは、多摩川を渡って帰る川崎Fか。それとも迎え撃つF東京か。川向こうのライバルとの一戦は、当然負けられない。

以上

2012.09.21 Reported by 馬場康平
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