順位こそ違うが残り9試合を一つも落とせない状況にあるのは共に同じ。上位戦線生き残りをかける磐田、残留を目指し死力を尽くす新潟がヤマハスタジアムでぶつかる。
ホーム・磐田は前節神戸に逆転勝利。序盤は相手のプレッシングに手を焼き、26分に失点するという苦しい立ち上がりとなったが、後半開始から山崎亮平を投入し、形勢逆転。アウェイでアグレッシブなサッカーを見せ、62分に神戸に退場者が出ると完全に主導権を握った。その後、山崎、山田大記のゴールで逆転。アウェイ・神戸戦で実に8年ぶりとなる勝利を掴み、苦しみながらも上位戦線に踏みとどまった。
リーグ優勝、ACL出場圏内を目指し、“一戦必勝”体制を貫く磐田は累積警告により前節出場停止となった藤田義明、負傷でしばらく戦列を離れていたロドリゴ ソウト、チョ ビョングクがそれぞれ戦列に復帰。選手層に厚みを持たせてこの試合に臨む。駒が増えた分、森下仁志監督は「嬉しい悩み」と話すが、直前のコンディションを見極めながら最終的にメンバーを選ぶことになるだろう。
一方、新潟は2試合連続のアウェイゲームとなる。前節は敵地・万博に乗り込み同じく残留争いを繰り広げるG大阪戦と対決。前半G大阪のパスワークに的を絞り切れない部分もあったものの最少失点で踏ん張り、後半に挽回。後半途中に藤田征也、さらに矢野貴章を投入する積極采配が試合終了間際に実を結んだ。後半アディショナルタイムにミシェウが獲得したPKをブルーノ ロペスが決め、同点。アウェイで価値ある勝点1を奪い取った。
新潟サイドで大きなポイントとなるのは昨季まで磐田で指揮を取った柳下正明監督がいかなる“仕掛け”を見せるかだ。上位進出を目指し、攻守で自らのスタイルを貫き通すであろう磐田に対し、“変化球”を投じることも一つだ。ヒントは磐田を苦しめた神戸のプレスにある。ミシェウ、ブルーノ ロペスの2トップに神戸ほどの献身性を求めるのは酷かもしれないが、両ワイドも交えながら磐田のポゼッションを高い位置で牽制できればアウェイゲームとはいえ有利な展開へ持っていけるはず。矢野の高さを生かしたセットプレーもチャンスになるだろう。
前回の対戦では磐田が東北電力ビッグスワンスタジアムで大勝しているが、前半のうちに新潟に退場者が出ておりあまり参考にはならない。何より互いに目標達成に向け後がない状況にある以上、順位の違いすら感じさせない激しいバトルとなるはずだ。
以上
2012.09.21 Reported by 南間健治
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